設計を効率化し、高度化していくことは、急務の課題となっています。しかし、設計プロセスの可視化・設計改革に頓挫する企業は後を絶ちません。設計プロセスを可視化し、設計の構造改革を実現させるためには、【正しい改革手法】とそれを実現させる【設計システム】が必要なのです。設計改革の失敗の原因は何か?どのようなコンセプトで改革を進めれば成功に至るのかを解説します。
また、設計システムの代表例である【E-BOM、PDM、3D-CAD】も多くの企業で失敗をしています。導入はしたが業務改革は進まず、場合によっては【登録の手間だけ増え、肝心の設計力を弱体化させてしまった】ケースも少なくありません。
設計の業務改革を支える設計システムのあるべき姿とは何か、どのようなシステム全体像を描くべきなのか、IoTやAIなど将来的な視点にたったときにどのような設計システムのロードマップにすべきかについて解説します。業務とシステムの両側面から成功に至る改革に必要な視点を学んでください。
- 間違いだらけの設計改革 (基礎編)
- 総論賛成・各論反対の「設計標準化」
- いつまでも進まない「技術伝承」
- 改革の本丸から目をそむける「間接業務の改革」
- 間違いだらけの設計システム
- E-BOMが単なる手配ツールになっている
- PDMが単なる共有サーバー代わりの器になっている
- D-CADが単なる解析や干渉チェック用ツールになっている
- PLMが単なるライフサイクルCADデータ管理になっている
- 設計改革のあるべきコンセプト
- 設計高度化の方向性
- プロフィタブル・デザイン
- 原価企画と利益企画
- 設計システムのあるべきコンセプト
- 設計システムとして大切なコンセプト
- 設計システムの全体像
- 設計システム構築のロードマップ
- 設計プロセスの整流化 (実践編)
- プロセスの可視化
- 業務プロセスフローの可視化
- 開発/設計フローの可視化
- 標準プロセスの構築ポイント
- 設計部品表 (E-BOM)
- BOMは必要なのか。設計におけるメリットとは
- 設計部品表の大切なこと
- PS (品目構成) とPN (品目コード) の本質
- 設計部品表と図面表
- 管理属性のあるべき姿
- 様々なの部品表違いを知る
- CAD-BOM,D-BOM,E-BOM,P-BOM,M-BOM,S-BOM
- 統一できない理由。あるべき連携方法
- 量産企業と個別受注企業での部品表活用の違い
- D-CAD とナレッジ管理
- 失敗しない3D-CAD導入
- 設計諸元管理とナレッジ管理
- 標準設計を支える3D-CADとナレッジ管理
- 成果物管理 (PDM) とコミュニケーション管理
- 成果物と納期のマトリクス管理
- 成果物とコミュニケーション管理の連携
- クラウドによるコミュニケーション改革
- 設計の構造改革を実現させる
- IoT/AI 時代だから考える設計システムのあり方
- PLMからERP連携、ERPからPLM連携
- 設計の働き方の見直し
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