カーボンナノチューブの分散制御と高機能複合材料への展開

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本セミナーでは、カーボンナノチューブの基礎から解説し、透明導電膜/フィルム、透明静電防止塗料、複合材料への応用について詳解いたします。

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プログラム

多面的な特性を有するカーボンナノチューブが発見、合成されてから25年。産業用途への展開の大きな障害となっていた高純度安定量産化技術や分散技術は著しく進歩してきました。  また、懸念された毒性/安全性に関するリスク評価結果も公表され、作業現場における一定のガイドラインも示されました。このような状況の中、著者らの10年に亘る開発成果がカーボンナノチューブを用いた次世代の機能部品、高性能デバイス実用化の一助となれば幸いです。

  1. カーボンナノチューブの魅力
    1. CNTとの出会い
    2. CNTとは
    3. CNTの製造法
    4. CNTの特性
    5. CNTの期待される用途
  2. 弊社の企業戦略
    1. 弊社の技術基盤
    2. 用途開発ネットワーク
    3. プロトタイプ開発のやり方
  3. 各社MWーCNTのデータベース化の試み
    1. 公表分析データ
    2. SEM写真 (同一4水準撮影)
    3. TEM写真
    4. ラマン分光
    5. TG-DTAデータ
    6. 透明導電性評価データ
  4. CNT液相分散技術
    1. 分散上の留意点
    2. 各要素の界面科学的役割
    3. 分散機の選択
    4. 分散剤の選択と分散安定化技術
    5. 提供可能なCNT分散液
  5. 応用開発事例
    1. CNT透明・静電防止塗料
      1. CNT透明・静電防止塗料の調製法
      2. CNT透明・静電防止塗料の特性
      3. 他の透明・静電防止塗料との比較
    2. CNT透明導電膜/フィルム
      1. CNT透明導電フィルムの調製法
      2. CNT透明導電フィルムの特性
      3. CNT透明導電フィルムの課題と改良策
      4. 他の透明導電フィルムとの比較
      5. ITO代替塗布型透明導電フィルムの市場
    3. CNTペーパー
      1. CNTペーパーの製造法
      2. CNTペーパーの期待される用途
    4. CNT繊維
      1. CNT繊維の製造法
      2. CNT繊維の期待される用途
    5. CNT/熱可塑性樹脂複合材料
      1. CNT/熱可塑性樹脂複合材料の製造法
      2. CNT/樹脂複合材料の特性
      3. 新規CNT固相分散技術の開発
      4. CNT/熱可塑性樹脂複合材料の今後の展開
    6. CNT/熱硬化性樹脂複合材料
      1. CNT/熱硬化性樹脂複合材料の製造法
      2. CNT/熱硬化性樹脂複合材料の特性
    7. CNT/ゴム複合材料
      1. CNT/ゴム複合材料の製造法
      2. CNT/ゴム複合材料の特性
    8. CNT/金属複合材料
      1. CNT/金属複合材料の調製法
      2. 粉末冶金法によるCNT/金属複合材料の特性
      3. めっき法によるCNT/金属複合材料の特性
    9. CNT/セラミックス複合材料
      1. CNT/セラミックス複合材料の調製法
      2. 粉末焼結法によるCNT/セラミックス複合材料の特性
    10. その他開発事例
  6. CNTの毒性/安全性
    1. CNTの毒性に関する報告
    2. CNTの取扱いに関する行政の動き
    3. CNTメーカーの動き
    4. NEDOのCNTリスク評価結果
  7. まとめと将来展望

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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