機器の熱設計をはじめ、物体を加熱または冷却した時の温度を予測するには、伝熱工学の知識が必要になります。伝熱工学といっても、熱設計で必要なポイントは限られており、難しい数式を用いなくても、四則演算を中心とした簡単な数式のみで本質を理解することができます。本セミナーでは、効率よく冷却したい、あるいは断熱したいといった時に必要となる伝熱の基礎について、特に重要なポイントに焦点を当てて、わかりやすく解説します。
また、熱設計の妥当性を検証するには、温度を正しく測定する必要があります。温度測定には熱電対や放射温度計が良く用いられますが、使い方によっては思いもよらず大きな誤差をもたらすことがあります。不要な失敗を避け、効率よく温度測定が行えるように、熱電対および放射温度計を用いて正しい温度を測定するための基礎知識や測定誤差を低減するノウハウについて解説します。
- 伝熱工学の基礎
- 伝熱の基礎 (伝熱の基本3形態)
- 熱伝導 (物質内の熱移動)
- 輻射伝熱 (電磁波による熱移動)
- 対流熱伝達 (固体 – 流体間の熱移動)
- 熱抵抗
- 熱と電気の相似則
- 熱抵抗と熱抵抗網
- 多くの熱を移動させるには?
- 熱抵抗を小さくする方法
- 熱伝達率を高める方法
- 熱を移動させたくない場合 (断熱する方法)
- 速く冷ます (暖める) には?
- 温度変化の時定数
- ビオ数との関係
- 温度計測技術
- 熱電対の基礎
- 熱電対の原理
- 熱電回路の3法則
- 熱電対の結線方法
- 熱電対で正確な温度を測定するには?
- 熱電対の校正
- 熱伝導誤差
- 応答性
- 表面温度測定の注意点
- 放射温度計の基礎
- 放射温度計の原理
- 放射温度計の種類と特徴
- 放射温度計で正確な温度を測定するには?
- 放射温度計の誤差要因
- 放射率の評価方向
- 周囲環境放射の影響
- 窓材の影響
- 正確な温度を測定する上での注意点
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