本セミナーでは距離画像センサとカラーカメラを組み込んだ3Dセンサの基本機能、ソフトウェアで実現できる応用事例をデモを通して紹介するとともに、方式別に測距原理の説明を行い、非接触生体センシングを中心とする応用とその原理について解説を行います。また、Shannonのチャンネル容量の法則を利用した増感処理やマッチング処理の原理や応用についても紹介いたします。
Azure Kinect (Kinect v4) が2019年7月に北米・中国で発売開始され、デプスカメラの視野角もWFoVモードで120度、解像度は1024×1024画素となった。SDKはオープンソースであり、C言語ベースのDLL、C++ラッパー、C#ラッパーを備える。 360°マイクロフォンアレイの他、3軸加速度・ジャイロセンサも備える。これまでのゲーム機用モーションキャプチャセンサではなく、工業用、健康見守りなどの本格的な応用を視野に入れたものとなっている。近年、自動車分野では、自動運転化を実現するための探索センサとしてだけでなく、搭乗者の健康状態モニタやユーザーインターフェースとしても、距離画像センサを組み込んだ3Dセンサにも関心が集まっている。また、世界的な先進国少子高齢化を踏まえ、2025年開催予定の大阪万博のテーマは『健康と医療』に決まり、病院または老人ホームだけでなく、独居老人見守り・看取りやスマートホームとしてのシステムに対する関心も高い。 本セミナーでは距離画像センサとカラーカメラを組み込んだ3Dセンサの基本機能、ソフトウェアで実現できる応用事例をデモを通して紹介するとともに、方式別に測距原理の説明を行い、非接触生体センシングを中心とする応用とその原理について解説を行う。また、Shannonのチャンネル容量の法則を利用した増感処理やマッチング処理の原理や応用についても触れる。
【イントロダクション編】
2019年7月から北米・中国で発売されたAzure Kinectの概要をデモを行いながら紹介します。
Azure KinectまたはKinect v2でデモを行いながら、3Dセンサに可能なあるいは要求される機能について説明を行います。
特殊なカメラを使用せずに、デプスセンシングと非接触生体センシングを行う方式の提案 (CQ出版インターフェース誌5月号記事に関連)
【心拍・呼吸に関する基礎知識】
以下はテキストに含まれますが時間の関係で割愛します。