本セミナーでは、高周波磁性材料について基礎から解説し、高周波薄膜インダクタ、EV駆動モータへの最適な選定と使い方と 実動作に近い評価手法を詳説いたします。
(2020年6月10日 10:00〜12:00)
磁性材料が高周波インダクタで使用される場合、磁壁移動は追従できなくなるため、一般的には一軸磁気異方性を持つ軟磁性材料を用いて磁化回転で使用される。 軟磁性材料としては、複素透磁率の高い実数部と低い虚数部だけでなく、電気抵抗率も高くなければならない。 本講座では、実用的かつ代表的な高周波磁性材料について説明し、また高周波磁性材料を鉄心として用いた高周波薄膜インダクタについても説明する。高周波薄膜ノイズフィルタについても説明する。
(2020年6月10日 12:50〜14:50)
モータの小型高出力化、高効率化の進展に伴い、与えられた多岐の要求に対し新しいモータ鉄心用電磁鋼板が開発されて来ました。電磁鋼板の磁気特性は、使用される条件によって、影響する素材因子が異なるため、駆動状態に合わせた電磁鋼板の選定が必要です。また、モータは使用状態に影響されて鉄損、透磁率が変化するため、コア構造、加工・固定方法、制御方法などを考慮した数値解析でモータ性能を見積もることも重要です。 本講座では、新しく開発されたモータ鉄心用電磁鋼板シリーズの紹介に加え、電磁鋼板の最適選定指針、電磁鋼板使用状態による磁気特性変化について説明します。
(2020年6月10日 15:00〜17:00)
最新の軟磁性材料は、低損失化や高周波化が進み高確度な特性評価が難しい。 また、実動作に近い評価をしたいとの研究/開発部門からの要求も強まっている。本講座では、軟磁性材料の磁気特性評価の基礎から応用まで幅広く説明するとともに、高周波磁気特性評価時の注意点に関しても詳細に解説する。
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