EV、HEVにおける騒音、ロードノイズ対策

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プログラム

第1部 自動車産業の変革がもたらすNVHの課題

(2020年5月26日 10:00〜12:00)

 CASEすなわちコネクテッド、自動運転、シェア、電気自動車というキーワードでおこる自動車で起こる大きな技術変化により、ユーザーの自動車に期待するNVH環境が大きく 変化しようとしてる、あるいはもうすでに変化が始まっている。我々技術者は、その変化を認識し、タイムリーに対応していかなくてはならない。その変化を紹介するとともに、今後の展望を示し、皆様のヒントとしていただきたい。

  1. 自動車産業の技術変化は企業やサプライヤーにとって大きな挑戦となる
    • 競争力を保つにはタイムリーな行動が求められる
  2. コネクテッドカーはお互いおよび世界とコミュニケイトする
    • どのような情報がドライバーや乗客に活発にどのように交換されるか
  3. 自動運転や自動駐車機能は完全自動化にむけて段階的に達成される
    • 最初の完全自動運転車は2025年に登場すると思われる
    • 自動運転時には高いレベルの快適性が求められ、今日の運転状況に比較すると異なった情報がどりばーや乗客の興味を引くようになる
    • 自動運転車ではユニークな音風景を求める車室内環境となる
  4. 広い範囲の “pay-per-usage” モビリティとクルマ所有の代わりとなる選択肢が出現
    • シェアリングされた車ではドライバーや乗客それぞれのNVH嗜好の傾向はどうなるか
  5. EVの台数は非常に増えている
    • 欧州市場ではプラグインハイブリッドとBEVへシフトすると予測される
    • 従来の約1,400点の部品が新しい電動用部品に変わる
    • 電動車両は従来のクルマとは異なるNVH特性となる
    • 電気自動車のNVH
    • 電気自動車のアクティブサウンドデザイン
  6. まとめ

第2部 自動車の制振・防音対策技術

(2020年5月26日 12:50〜14:50)

 はじめに自動車の振動騒音に関する基礎事項を説明し、その対策としての制振防音技術について説明する。自動車用構造と組合せた場合の制振防音特性について解説し、実際の性能向上検討例を紹介する。更に生産ラインにおける施工要件と耐久性につ いても言及する。新しい技術として波動ブラックホールや屈折を利用した遮音構造も紹介する。

  1. 自動車における振動騒音現象と制振防音材料の役割
    1. 振動騒音現象の例とその対策
    2. 制振防音の対象部位
  2. 制振構造の基本特性
    1. 材料の制振性能
    2. 板と制振材とを組み合わせた場合の制振特性
      • 平板+制振材
      • 補強された板+制振材
      • フレーム構造+制振材
      • 構造自身の減衰の影響
      • 波動ブラックホール
    3. 自動車用制振材の要求性能
  3. 車体パネル+多孔質材+内装材、表皮材の防音特性と要求性能
    1. 板の遮音性能
    2. 板+多孔質材の吸音、遮音性能
    3. 板+多孔質材+内装材の吸音、遮音性能
    4. 屈折を利用した遮音構造
    5. 自動車用防音材の要求性能

第3部 自動車における振動・騒音エネルギー流れの解析と制御

(2020年5月26日 15:00〜17:00)

  1. 全体を捉える大切さ
  2. 振動騒音の特性
  3. 各設計段階での振動騒音対応
  4. 振動騒音対策
  5. 振動騒音を考慮した自動車構造の概念設計・初期設計
  6. 適用事例

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