本セミナーでは、高分子結晶の構造と結晶化プロセスの特徴について解説し、諸条件により最終的にどのような構造形成につながるか、実例を交えながら紹介いたします。
また、高分子の結晶化メカニズムの解析方法、新規解析技術についても質問を受け付けいたします。
日時
- 2020年6月9日 10時30分〜 2020年6月9日 16時30分
開催予定
プログラム
結晶性高分子材料の物性は、結晶が織りなすナノからミクロンスケールの階層的な構造により大きく左右される。こうした結晶構造のコントロールは、より優れた物性の発現や、更なる高機能化を図る為に必須である。従って、様々なスケールで結晶の構造を解析すると共に、そうした構造が形成される機構を正しく理解する必要がある。 高分子は長い紐状である事に起因して、特異な結晶化挙動を示す。本講座では先ず、低分子や金属と対比しながら、高分子結晶の構造と結晶化プロセスの特徴について解説する。さらに、物性との関わりが深い項目として、分子構造の規則性、温度条件、配向条件などを取り上げ、最終的にどのような構造形成につながるか、実例を交えながら紹介する。 引き続き、高分子結晶の階層的な構造を解析する手法として、顕微鏡法、および、回折・散乱による解析法について解説する。目的に応じて適切に使い分る事を念頭に、簡易かつ迅速な光学顕微鏡法から最新の放射光を用いた手法まで、幅広く紹介する。 講演の最後には高分子の結晶化メカニズムの解析の方法、新規解析技術についての質問を受け付ける。
- 高分子の結晶の基礎
- 「結晶」とは何か
- 「結晶」の定義
- 結晶はなぜ生成するか
- 高分子結晶の構造的特徴
- 低分子結晶との対比
- 線状高分子の凝集構造
- 高分子結晶特有の高次構造
- ラメラ晶
- 球晶
- 繊維構造
- 高分子結晶の生成
- 結晶核の形成
- 二次核生成→生長
- 結晶化速度
- 結晶化温度と融点
- 物性との関わりと評価法
- 結晶化度
- 融点
- 分子構造の規則性
- 融点への影響
- 結晶成長への影響
- 配向
- 高分子結晶化の特性を活用した加工技術の例
- ゲル紡糸
- ナノ配向結晶体 (NOC)
- 「結晶」とは何か
- 構造解析法1 – 顕微鏡法
- 「見える」ための必要条件
- 分解能
- 波長による限界
- 結像による限界
- 試料による限界
- コントラスト
- 明暗
- 色
- 分解能
- 光学顕微鏡
- 照明法について
- 透過
- 落射
- 対物レンズ
- 偏光顕微鏡
- 微分干渉顕微鏡
- 照明法について
- 電子顕微鏡
- 走査型電子顕微鏡
- 透過型電子顕微鏡
- 明視野像観察
- 電子回折
- 暗視野観察
- 三次元像
- 高分解能観察
- 電子線損傷と解像限界
- 画像処理
- 原子間力顕微鏡
- AFMの原理
- 測定上の留意点
- 試料作成
- フィードバックパラメータ
- 「見える」ための必要条件
- 構造解析法2 – 回折・散乱による方法
- 回折・散乱の基礎
- ブラッグ回折
- フーリエ変換
- 逆空間
- 結晶の回折
- 逆格子
- 回折反射の指数
- エヴァルト球
- 限界球
- 乱れた結晶からの回折
- 回折点の広がりの解釈
- 多結晶体の回折
- 粉末図形
- 繊維図形
- 微結晶サイズの評価
- シェラーの式
- 様々な観察法
- 電子回折
- 逆格子
- 小角散乱
- 積層ラメラの回折
- インバリアント
- 放射光を用いた解析の実例
- 高速時分割測定
- マッピング
- 回折・散乱の基礎
- 高分子結晶、測定法についての議論
会場
受講料
- 1名様: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
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- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)