化粧品の品質管理体制は、一般的にはISO22716 (化粧品GMP) への適合に向けた体制の整備と確実な運用が基本となります。しかしながら、もの作りと具体的な個々の製品保証においては、加速試験や過酷条件でのバリデートの考えに基づく試験保証が必須です。しかしながら、これらは各社のノウハウと企業方針に基づく要素が大きいため、統立てて議論されるケースはあまり見られませんでした。
現在、Made IN Japanの安全、安心の化粧品が東南アジアを中心着目され、各社においてもビジネスのグローバル展開が求められている状況を鑑み、自社の製品についてバリューチェーン分析に基づき企画段階から販売後までの自社商品の強みを再評価、再認識すると共に、品質リスクアセスメントの手法を中心に、講演者の具体的な事例を中心に系統立てて学ぶことで、自社の品質保証体制の再強化、再構築の展開に繋がることを目指します。
また、最近は外部委託先を活用したビジネスモデルも多く見られていることから、外部委託先の評価の方法や監査の進め方についても学ぶことで、各企業において実践的な品質保証の体制の充実化、強化に結び付くことを目指します。
- 化粧品の最近の回収事例から学ぶ品質保証体制のチェックポイント
- 開発段階から販売までの品質保証体制とは?
- 表示の誤りに関する推定される管理体制の不備事項
- 異物混入に関する推定される管理体制の不備事項
- 化粧品製造におけるGMPの位置付け
- 標準化と文章化
- 品質保証とは
- 自社製品の独自価値は? (バリューチェーン分析)
- 自社製品の購入者は? (顧客分析)
- お客さまに渡るまでの品質保証とは?
- ISO22716 (化粧品GMP) に基づく品質保証とは?
- 顧客満足とは?
- ISO/JIS Q 1002 苦情対応マネジメントシステムの概要
- グローバル視点で商品を考える
- 海外法規とGMP要求の概要
- 企画・設計段階での保障
- 機能展開とは
- スケールアップの基本的な考え方
- 材料保障について
- 材質選定の留意点
- 材料設計段階でのFMEAの展開について
- 微生物保障について
- 原料保障について
- 量産段階での保障
- 作業の標準化とヒューマンエラー
- 官能検査の進め方
- 異物対策
- バリデーション
- 外部生産委託先の管理
- 物流段階での保障
- 輸送時の品質リスク
- 輸送試験、激動試験
- 販売段階での保障
- 耐光性試験と耐光性保障
- お客さま視点と生産者視点の違い
- 使用状況を踏まえた過酷試験について
- 市販後の保障
- 市販後の保障
- 3年間保障の根拠データの揃え方
- お客様苦情・クレームに対する対応について
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