機能性表示食品の登場により、「食品の機能性」というものが広く当たり前になりつつある。しかし、それと同時に、昨今大きな変化が起きている。広告表示に関して、行政からの指導だけでなく課徴金の支払いや、消費者団体からのクレームに繋がるなど、広告表示が大きなリスクを伴う時代へと突入したのである。
いま、健康関連食品の事業者に求められていることは、どのような広告表現をすれば薬事関連法規に抵触しなくなるのか、といったミクロな視点の広告手法だけではなく、そもそも違反とならない広告の本質とは何か、何を消費者に伝えるべきか、といったマクロな視点での広告・販売に関する戦略を持っているかどうかが重要となる。
来たる健康食品3.0の時代において、健康関連食品業界は市場が成熟すると同時に、淘汰が加速していくことはもはや避けられない。消費者への誤認を与えず、行政からの取り締まりを受けないだけでなく、いかに長期に渡って売上UP・顧客数増加につなげていくのか。そのために知っておくべき薬事関連法規 (薬機法、景品表示法、健康増進法など) と広告・マーケティング戦略について本セミナーで説明する。
具体的には、「機能性表示食品・トクホ・健康食品の法的な位置付けとは?」「健康食品の広告の措置命令が多いのはなぜか?」「食品の機能性で表現できる範囲とは?」「健康関連食品におけるブランディングの重要性とは?」「広告におけるグレーゾーンの定義・考え方とは?」「エビデンスがあれば、何でも表現できるのか?」「法律に抵触せずに商品の魅力を伝える方法とは?」「脳科学を駆使した最新の広告・マーケティング戦略とは?」「広告で成功した最新事例のポイントは?」など、事業者が健康関連食品を広告する上で必ず疑問に上がってくるポイントを、細かく丁寧に解説していく。
健康関連食品の製品企画・開発、マーケティング・広告業務に携わる方にとって有益な情報を提供するので、興味がある方は是非ともご参加ください。
- はじめに
- なぜ、健康食品の規制は厳しくなり続けるのか?
- 機能性表示食品と健康食品3.0時代の到来
- 食品の広告に関連する法規について
- 機能性表示食品・トクホ・健康食品の法的な位置付けとは?
- 食品の機能性で表現できる範囲とは?
- 薬機法における健康食品の広告規制について
- 景品表示法と健康増進法における広告規制について
- 食品表示法と健康食品の法規制について
- 食品衛生法と健康食品の法規制について
- 機能性表示食品、トクホ、健康食品の広告における法規制上の違い
- 海外の健康食品に関する法規制について
- 措置命令・行政処分について
- 措置命令・薬機法違反の歴史
- 健康食品・機能性表示食品・トクホの違反事例
- 関連法規に違反した場合の罰則・行政対応
- 痩身効果をうたった違反事例に共通する内容とは?
- 「打消し表示に関する実態調査報告書」が公表された意味とは?
- 最新の措置命令・薬機法違反事例のトレンドは?
- 健康増進法違反と景品表示法違反の大きな違いとは?
- 法規制が厳しい状況下での正しい広告戦略とは
- 広告と戦略、どちらを重視するべきか?
- 広告における消費者教育の重要性
- 消費者は何を求めて健康食品を購入するのか?
- 競合他社だけじゃない健康食品の本当のライバル
- 広告に落とし込むときの注意すべきポイント
- 戦略から広告への展開が成功した事例
- 法律に抵触せずに商品の魅力を伝える方法
- その商品の本当の魅力は何か?
- 消費者が健康食品に求める3つの条件とは?
- 消費者行動を促すために押さえるべきポイントとは?
- 脳科学を駆使した最新の広告・マーケティング戦略とは?
- 売れる広告作成のポイントとは?
- 口コミを広めるために必要な条件とは?
- 売れる健康食品のブランディングに不可欠な要素とは?
- 広告表現のグレーゾーン
- グレーゾーンの定義・考え方とは?
- ステルスマーケティングと法規制の関連性とは?
- 成分広告と法規制について
- 動画広告と法規制の関連性とは?
- グレーゾーンと措置命令の関係について
- 広告表現とエビデンス
- エビデンスの重要性が増しているのはなぜか?
- エビデンスレベルとマーケティングの関連性とは?
- エビデンスがあれば、機能性表示食品の届出は必要ないのか?
- エビデンスがあれば、何でも表現可能なのか?
- エビデンスを超えた表現をするためには?
- 最後に
- 広告規制は、これからどうなっていくのか?
- 健康食品3.0の新時代を生き抜くために
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