ストレス可視化技術と五感に訴えかける商品作りへの応用

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、ストレスの可視化技術やその結果の評価事例等の解説を通じて、新たな商品・ビジネス創出のヒントを提示いたします。

日時

中止

プログラム

今を生きる誰もが感じているというストレス。うつ病といった脳に関わる病気だけでなく、糖尿病やガンといった生活習慣に関係する病気にも影響しているらしい。私達のこころとからだは、どのようなメカニズムでストレスを感じているのでしょうか。また、なぜストレスの感じ方が人によって違うのでしょうか。  本講演では、はじめにストレスの受容から認識に至る過程を概観することで、その正体に迫ります。  次に、ストレスを評価する方法として注目されているバイオマーカーについて、従来法と比較しながら解説します。バイオマーカーとは、人が発する生体情報を数値化・定量化した指標を意味しています。心電、心拍、発汗の計測など、従来用いられてきた物理的な測定では押さえ込めなかったストレスを定量評価するには、バイオマーカーは必要不可欠なものなのであり、大きな社会的ニーズがあると考えられています。  最後に、唾液バイオマーカーを用いたストレス・快適性の評価事例を紹介することで、その可能性について学びます。講義内容は、専門分野以外の方にも理解できるよう、生体機能の基礎知識から解説するなどの配慮をしています。

  1. ストレスを考える
    1. ストレスという言葉の生い立ち
    2. ストレスに対処する体の仕組み
    3. ストレス耐性の個人差
    4. 体内で働くストレスシステム
      • 神経系の機能
      • 内分泌系の機能
      • 免疫系の機能
    5. ストレスとは何なのか
  2. ストレスの可視化技術の比較
    1. 主観的な測定 (質問紙)
    2. 物理的な測定
      1. 物理計測は何を見ているのか
      2. 循環機能
      3. 皮膚の自律神経機能
      4. 目の自律神経機能
      5. 脳機能
    3. 生物学 (化学) 的な測定
      1. 生物学的測定は何を見ているのか
      2. 唾液バイオマーカー (ストレスマーカーの種類と特徴)
      3. 遺伝子
      4. 酸化ストレスマーカー
      5. 皮膚のストレスマーカー
  3. ストレスの可視化に向けて
    1. ストレス評価事例の紹介
    2. 結果の解析方法
      (共分散構造分析等の視覚に訴える統計的評価)

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

受講料

複数名同時受講の割引特典について