本セミナーでは、ストレスの可視化技術やその結果の評価事例等の解説を通じて、新たな商品・ビジネス創出のヒントを提示いたします。
今を生きる誰もが感じているというストレス。うつ病といった脳に関わる病気だけでなく、糖尿病やガンといった生活習慣に関係する病気にも影響しているらしい。私達のこころとからだは、どのようなメカニズムでストレスを感じているのでしょうか。また、なぜストレスの感じ方が人によって違うのでしょうか。 本講演では、はじめにストレスの受容から認識に至る過程を概観することで、その正体に迫ります。 次に、ストレスを評価する方法として注目されているバイオマーカーについて、従来法と比較しながら解説します。バイオマーカーとは、人が発する生体情報を数値化・定量化した指標を意味しています。心電、心拍、発汗の計測など、従来用いられてきた物理的な測定では押さえ込めなかったストレスを定量評価するには、バイオマーカーは必要不可欠なものなのであり、大きな社会的ニーズがあると考えられています。 最後に、唾液バイオマーカーを用いたストレス・快適性の評価事例を紹介することで、その可能性について学びます。講義内容は、専門分野以外の方にも理解できるよう、生体機能の基礎知識から解説するなどの配慮をしています。