蒸留の基礎・応用と装置簡易設計法

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本セミナーでは、蒸留の基本から応用、簡単な装置設計まで丁寧に解説いたします。

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プログラム

最近、昔ながらの化学工学という学問が不人気で、各大学でもこの講座を掲げるところが少なくなりました。その中にあって蒸留という単位操作でも同じです。この分野に精通している若い技術者は極めて少なくなっています。しかし、蒸留という分離・精製技術は化学産業にとっては大変必要な操作です。今、この分野の若い技術者・研究者を育て継承することは早急に重要な課題です。  本セミナーでは、蒸留の基本から応用、簡単な装置設計まで丁寧に解説いたします。  化学分野、例えば香料、化粧品、医薬、食品、飲料、油脂などに関わる方は勿論のこと、半導体、金属精製の分野などの方にとっても広くお勧めです。蒸留をやっているが基礎理論をあらためて勉強したい方、蒸留の課題に直面している方、これから蒸留を始めようとする方にもお役に立つと思います。プラント簡易設計では高校程度の算数が必要です。

  1. 蒸留の基本
    1. 蒸留の原理
    2. 気液平衡 (xy線図)
    3. 飽和蒸気圧線図 (Cox線図) 、アントワン式
  2. 蒸留方式と装置
    1. 蒸留塔の種類、運転法
    2. 単蒸留
      • フラッシュ蒸留
      • SAFEなど
    3. 精密蒸留
    4. 水蒸気蒸留
      • 天然物抽出
      • ディーンスターク
      • スピニングコーンカラムなど
    5. 共沸蒸留、抽出蒸留
    6. 省エネ蒸留装置
  3. 蒸留塔の設計
    1. 相対揮発度αと理論段数 (αの測定法、フェンスケの式)
    2. 活量係数の計算 (Wilson式)
    3. xy線図による理論段数の図解法 (McCabe-Thiele法)
    4. 塔頂と塔底の組成計算 (Geddess-Hengstebeckの式)
    5. 塔高の計算 (HETP、最適空塔線速度)
    6. 塔径の計算 (Fファクター、還流比)
    7. 蒸留簡易設計ソフトの解説
  4. スケールアップ時の留意点
    1. 蒸留コスト
    2. 運転制御
    3. 蒸留における危険物質
    4. 蒸留事故例

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
101-0054 東京都 千代田区 神田錦町3-21
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