金属積層造形技術は、レーザー光線または電子ビームの高密度エネルギーにより必要な部分のみの金属粉末を溶解し、凝固させて金属部品を製作する技術です。複雑な形状や強度の高い金属などの難しい成形を可能にし、緻密な3D形状を造形することができます。
海外では航空宇宙産業を中心に既に生産が始まっていますが、日本国内での普及は正直な話、これからで期待されています。
今回、原材料の金属粉の製法の説明から、金属3Dプリンターの各種に関して説明し、メリットデメリットにも触れます。併せて、砂型造形にも触れて鋳造業界の取り組みも紹介します。
金属積層造形に関して、原材料の金属粉作成法に始まり、加工データの作成法、実際の造形方法まで、最新情報が得られます。さらに、鋳造業界での砂型作成は職人が不足する中、担い手が問題となっていますが、その解決法である3Dプリンターによる砂型造形に関しても説明します。
- 金属粉の製造方法
- アトマイズ法
- 水アトマイズ法
- ガスアトマイズ法
- チタン粉アトマイズ法
- その他アトマイズ法
- 粉砕法
- 電解法
- 還元法
- 金属粉の検査方法
- 金属積層造形に適する金属粉とは?
- 金属積層造形の歴史
- 黎明期 (1981年、名古屋で産声をあげた技術)
- 発展期 (2013年、オバマ大統領の一般教書演説)
- 呼び名の変遷 (現在はAM法:Additive Manufacturing)
- 日本でのTRAFAMの役割
- 金属粉を原料とする他の製法
- 粉末冶金 (Powder Metallurgy)
- MIM (金属粉射出成形;Metal Injection Molding)
- 従来技術と金属積層造形の違い
- 積層造形の各手法
- 光造形法 (樹脂)
- バインダー噴射法
- UV照射硬化法
- FDM法
- 熱溶融積層法
- 線材
- ワイヤを溶融しながら造形
- 樹脂
- 金属
- 薄板積層法
- 粉末床溶融結合法
- 指向性エネルギー堆積法
- +αとしての切削併用法
- 金属3Dプリンタのメーカーの紹介
- 積層プログラムの作成方法
- 金属積層造形の利用分野
- メリットとデメリット
- 医療分野
- 航空・宇宙機器部品
- 射出成形用金型 (自由構造冷却水管)
- 自動車修理部品
- ラティス構造軽量化部品
- 試作用 (極小ロット部品も含む)
- 砂型造形への利用
- 従来の砂型製法
- バインダー噴射法による鋳型製造方法
- 粉末床溶融結合法 (パウダーベッド法) による中子製造方法
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
- 他の割引は併用できません。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。