基礎から説明するFMEAの基本と活用のポイント

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本セミナーでは、時間に依存する品質特性の特徴とFMEAが有効な理由を基礎から解説いたします。
また、設計や工程での不具合発生の予防に役立てるために、FMEAを活用する方法と注意すべきポイントについて詳解いたします。

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プログラム

FMEAは不具合発生を未然に防止する方法として、設計、生産工程、医療など様々な分野で活用される手法です。それでも「何の役に立つのか分からない!」「手間が掛かりすぎ!」「故障と故障モードって何が違うの?」という声は多く聞かれます。信頼性とは「良品がこれからも機能を失わない性質」です。FMEAは不具合の可能性を見つけ、多くの知識を集めて十分な余裕を確保して、対策に繋げる信頼性を確保する技法です。FMEAを活用するには、その基本を理解して、効率的に不具合を予測することがポイントです。そのためには、型通りに作るのではなく、解析の対象と目的を明確にして、必要な情報を集め、知識や経験をうまく生かすことが大切です。  この講座では、時間に依存する品質特性の特徴とFMEAが有効な理由を基礎から紹介し、設計や工程での不具合発生の予防に役立てるために、運用と注意すべきポイントについて紹介します。

  1. 品質保証と総合信頼性
    1. 品質保証が必要なのか
    2. 品質の持つ多面性と「時間依存の品質」の特徴
    3. ディペンダビリティ (総合信頼性) の概要と要求される理由 (事例からの教訓)
    4. 信頼性の基礎概念と保証の難しさ
  2. 時間に依存する品質をどう作るか
    1. 検査やチェックでは確保できない品質の特徴
    2. 品質づくりと予測の役割
    3. 不具合の是正の前に、不具合を発生させない
  3. FMEA基本と体系的な理解
    1. 信頼性設計とFMEAの基本
    2. やらない理由/やりたくない理由と形骸化する理由
    3. モードとは何か、モードに着目する理由
    4. FMEAで何が分かり、どう改善に繋げるのか
    5. なぜFMEAが有効なのか、必要なのか
  4. FMEAの特徴と進め方
    1. FMEAの準備とリソースと基本ステップ
    2. 故障モードの抽出とその影響解析…演習
    3. モード (故障、エラー) の理解と抽出のための準備
    4. FMEAで何が分かるのか (リスクの抽出とアセスメント)
    5. 何時、どこでFMEAを行うのか
    6. FMEAシートと解析の進め方とFMEAの弱点/限界
  5. FMEAの活用
    1. 問題解決の基本ステップ
    2. FMEAの準備と必要な情報
    3. 機能FMEAと工程FMEA
    4. 設計FMEAの特徴と実施のポイント
    5. 工程FMEAの特徴と実施のポイント
    6. 他の手法との使い分け
    7. 必要なメンバーとマネジメントによるリーダーシップの重要性
  6. まとめ
    • 再発防止・未然防止の基本と根本原因解析への活用
  7. 質疑応答

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