界面活性剤の分離・分析ノウハウ

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会場 開催

本セミナーでは、界面活性剤の基礎から解説し、LC-MS、HPLCによる定量、官能基同定のポイントを詳解いたします。
また、IR、ラマンを用いた界面活性剤を含む混合物のスペクトル解釈のコツについて解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 界面活性剤分析における分離と同定

(2020年5月14日 10:00〜13:45) (途中、お昼休憩含む)

 本セミナーでは、我々の身近で多種多様の用途で使用されている界面活性剤について、いかに分離し、同定するかを基本的な分析技術を交え説明し、初心者でも分かり易く理解出来る様に解説します。

  1. 界面活性剤の種類 (陰イオン、陽イオン、非イオン、両性)
  2. 溶剤を用いた界面活性剤の分離
  3. クロマト (イオン交換、シリカゲル、TLC) による界面活性剤の分離
  4. 固相抽出法による界面活性剤の分離
  5. イオン性試験による界面活性剤のスクリーニング
  6. TLCによる界面活性剤のスクリーニング
  7. FT-IRによる界面活性剤のスクリーニング
  8. 1H – NMRによる界面活性剤の官能基同定
  9. 13C – NMRによる界面活性剤の官能基同定
  10. LC-MSによる界面活性剤の官能基同定
  11. HPLCによる界面活性剤のアルキル組成
  12. LC-MSによる界面活性剤のアルキル組成
  13. 誘導体化GC-MSによる界面活性剤のアルキル組成
  14. 熱分解GCによる界面活性剤のアルキル組成
  15. 分層滴定法による界面活性剤の定量
  16. HPLCによる界面活性剤の定量
  17. LC-MSによる界面活性剤の定量
  18. 定量NMR法による界面活性剤の定量
  19. 界面活性剤配合品における分析例

第2部 IR・ラマンの基礎と高分子や界面活性剤分析への応用

(2020年5月14日 14:00〜17:00)

 赤外分光・ラマン分光はいずれも分子振動を測定し、化学構造を明らかにする手法で、界面活性剤の定量において主に利用される分離分析等の手法とは異なった観点で物質を評価できる。本講座ではまず、赤外分光法・ラマン分光法の基本的な原理および一般的な測定事例を紹介する。さらに、高分子や界面活性剤について得られる情報について、複数の測定法の特徴と具体的なサンプル評価事例を中心に解説する。

  1. 赤外分光法とラマン分光法の原理
    1. 赤外分光法の原理
    2. ラマン分光法の原理
    3. 赤外分光法とラマン分光法の比較
  2. FT-IRによる主な測定手法・解析方法
    1. 透過法の主な測定事例
    2. ATR法をはじめとする反射法の主な測定事例
    3. 各種応用測定事例
    4. 赤外顕微鏡による測定事例
    5. スペクトルの解析方法
    6. データベースによる解析方法
  3. ラマン分光光度計による主な測定事例
    1. ラマン分光法の特徴
    2. ラマン分光光度計による主な測定事例
    3. 各種応用測定事例
  4. 質疑応答

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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