第1部 自動外観検査の導入と運用のノウハウ
(2020年4月28日 10:00〜14:45) (途中、お昼休憩含む)
品質管理部門や設備部門が協力して品質管理システムを作り上げるための知識について広く学ぶための入門講座です。
- 第1章では、外観検査の概要と品質管理のシステム化などについて述べ,第4次産業革命時代の外観検査の有り様について説明します。
- 第2章では、外観検査の運用ノウハウとして目視検査との対比を通して、役割分担や共存の目安を得ます。双方の得手不得手を考慮に入れてうまく組み合わせたり、目視検査から初めて徐々に自動化率を高めていくことが、迅速に効果的なシステムを構築する上での1つのポイントと考えています。またマテリアルハンドリングなどの周辺環境についても説明します。検査装置を開発する際の構想についても示します。
- 第3章では、ヒトの視覚・色覚や外観検査に有用な光学現象について説明します。そして、外観検査でもっとも重要な要件の1つである照明方法について解説します。
- 第4章では、自動外観検査に使われる画像処理技術の初歩について、撮像段階から前処理,特徴抽出,図形認識の順に説明し、欠陥の検出技術について理解を深めます。
外観検査装置の導入あるいは開発に必要な技術要素と、運用に関わるノウハウを身につけることで、外観検査に関する効率的で効果的な手法を学ぶことができます。
- 外観検査の概要~検査計測と品質管理
- 外観検査とは? ~ 目的と効果
- 外観 (画像) 検査の種別と効能
- 検査・計測と品質管理・品質保証
- 品質管理システムとは? ~ 国際標準
- 機器の校正と不確かさの評価
- 第4次産業革命時代の自動外観検査
- 外観検査の運用ノウハウ
- 目視検査の特徴と曖昧さ抑制
- 自動検査のロジック
- 自動検査と目視検査の役割分担
- 限度見本と評価尺度の設定
- 検査結果の活用
- 検査のためのマテハン
- 検査体制の構築と装置開発
- 光学現象と照明の技術
- ヒトの色覚・視覚
- 種々の光学現象と光学素子
- 光源と照明の技術 (反射・透過)
- 外観検査のための画像処理技術
- 画像処理システムの概要
- 画像を入力する撮像装置
- デジタル画像の取り扱い
- 有害な変動要因を除去する前処理
- 良品と不良品を弁別する特徴抽出と画像認識
第2部 周辺視目視検査法による検査効率向上事例と現場力
(2020年4月28日 15:00〜17:00)
- 周辺視目視検査とは【周辺視目視検査との出会い】
- 周辺視目視検査法の導入に至るきっかけ
- 佐々木章雄先生との出会い
- 現場が巻き起こした軌跡
- 周辺視目視検査法の基礎知識
- 中心視と周辺視の違い
- 周辺視の長所と短所
- 改善事例【検査効率UPプロジェクト】
- 「なぜ、見逃した!」「よく見たのか!」への疑問
- 以前の検査方法 おかしな姿勢・見方のばらつき
- 作業者経験からの欠陥動かす化
- 安定した姿勢への環境改善
- 検出率・作業時間・疲労度効果
- 製造ラインへの展開【すべての製造ラインに検査の目を!】
- 最終検査が製造ラインに考えて欲しい事
- 現場が一丸となるべき時
- 展開事例【A工程への展開】
- A工程の品質問題
- 展開方法の検討と改善事例
- 展開経過と効果
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。