視覚・聴覚のバーチャルリアリティ (VR) は、ヘッドマウントディスプレイ (HMD) の高性能化に伴い、非常にリアルな提示が可能となってきました。これに対して、触覚のVRは有効性が高いと言われつつも、未だ発展途上にあります。 本講座では、触覚のVRの基礎、歴史、技術動向を講師自身の研究事例も紹介しながら解説します、さらに、医療応用と中心として産業応用の事例を紹介し、触覚のVRの問題点や今後目指すべき方向性についても述べていきたいと思います。受講対象者は、「VR、特に触覚のVRに興味のある方」、「VRの導入もしくは応用を検討されている方」等を想定しています。