本セミナーでは、無電解めっき・電気めっき・複合めっき・溶融めっき・気相めっき等、各種めっき技術の原理・特徴・適用例から、被めっき材料別の処理方法と作業工程および皮膜の評価法、更には環境汚染対策としてのめっき排水の分別法まで、幅広く概説いたします。
日時
- 2020年7月2日 10時00分〜 2020年7月2日 17時00分
プログラム
めっきは古代文明の時代から利用されてきた3500年以上の歴史を誇る技術である。めっきが使われるものは多種多様であり、めっきがカバーできる範囲は広い。例えば、最もよく利用される目的のひとつとして素材の腐食を防ぐためのめっきがあり、その大半が鉄鋼の防食を目的としている。その過半を占めるのは亜鉛めっきで、このほかスズめっき、ニッケルめっきなどがある。また、防食めっきと並ぶめっきの代表的な利用例が装飾めっきである。装飾品はもちろん、家庭で使われるさまざまな生活用具や自動車などの工業部品のめっきにも利用されている。金めっきや銀めっきが有名であるが最も利用が多いのはクロムめっきである。装飾めっきに使われるクロムめっきは硬度が極めて高く優れた耐摩耗性を有するので、各種機械の摺動部分や自動車の部品には硬質クロムめっきとして利用されている。その他の利用法として、積層プリント回路の基盤に半導体部品を実装するために導電性を与えたり、高密度記憶媒体を構成するために磁性・非磁性を与えたり、高周波障害を防ぐために電磁波シールドを施したりといったように、多様化した電子部品にも使われている。部品の耐熱性を高めたり、熱伝導や放熱性向上のためにもめっきが使用されている。また、金属以外の素材 (プラスチックやセラミックスなど) へのめっきも可能になり、自動車部品への応用や電子産業の発展を支えている。 本セミナーでは、多分野で使用されている各種のめっき技術について原理、特徴、適用例について説明し、めっき皮膜の評価法についても述べる。また、実際のめっき作業工程での留意点について説明する。更に、めっき排水の処理など環境対策についても紹介したい。本セミナーは製造メーカーで、設計・製造に携わる技術者に大いに役立つと考える。
- めっきの概要
- めっきの歴史
- めっきの分類
- 皮膜材料からの分類
- 単金属のめっき
- 銅めっき
- ニッケルめっき
- クロムめっき
- 亜鉛めっき
- 金めっき
- 銀めっき
- 合金めっき
- 防食用合金めっき
- 装飾用合金めっき
- 耐摩耗性合金めっき
- 複合めっき
- 単金属のめっき
- 構造からの分類
- 単層めっき
- 2層めっき
- 多層めっき
- めっきを施す方法からの分類
- 湿式めっき
- 無電解めっき
- 電気めっき
- 乾式めっき
- 気相めっき
- PVD
- CVD
- 溶融めっき
- 溶射法
- 気相めっき
- 湿式めっき
- 皮膜材料からの分類
- 無電解めっき
- 無電解ニッケルめっき
- 無電解Ni-Pめっき (原理・用途)
- 無電解銅めっき
- 無電解銅めっきの用途
- 無電解銅めっきの浴
- めっきの鉛規制
- 無電解金めっき
- 無電解金めっきの用途
- 無電解金めっきの種類
- 置換型金めっき
- 自己触媒型金めっき
- 無電解ニッケルめっき
- 電気めっき
- 電気銅めっき
- 電気銅めっきの用途
- 電気銅めっき浴
- 硫酸銅めっき浴
- シアン化銅めっき浴
- その他のめっき浴
- 電気ニッケルめっき
- 電気ニッケルめっきの概要
- 電気ニッケルめっきの用途
- 電気ニッケルめっき浴
- 電気ニッケルめっきの自動車外装部品への適用
- ニッケル電鋳
- 電気クロムめっき
- 電気クロムめっきの概要
- 装飾クロムめっき
- クロムめっき浴
- 高耐食性ニッケルークロムめっき
- 硬質クロムめっき
- クロムめっき浴・用途・工程・留意点 (熱による影響・めっき補助部品)
- 電気スズめっき
- 電気スズめっきの用途
- ウイスカの発生
- スズめっき浴
- 電気スズ合金めっき
- スズ-鉛 (ハンダ) 合金めっき
- 鉛フリースズ合金めっき
- 鉛への法規制
- 鉛フリースズ合金めっき浴
- 電気亜鉛めっき
- 電気亜鉛めっきの用途
- 電気亜鉛めっきの犠牲防食作用
- 亜鉛めっきの化成処理
- クロメート処理
- 3価のクロム化成処理
- 亜鉛めっき浴
- 電気亜鉛合金めっき
- 電気亜鉛合金めっきの概要
- 電気亜鉛-ニッケル合金めっき
- 各種亜鉛合金めっき
- 電気金めっき
- 電気金めっきの用途
- 金合金の色調とカラット表示
- 金めっき浴
- 電気銀めっき
- 電気銀めっきの用途
- 電気銀めっきの変色防止
- 有機皮膜で被覆する方法
- 異種金属を薄くめっきする方法
- クロメート処理法
- 電気銀めっき浴
- 電鋳法
- 電鋳法の原理
- 電鋳の適用例
- 精密金型類
- 精密印刷版
- 光デイスク
- メッシュの作成
- 電気銅めっき
- 複合めっき (分散めっき)
- 複合めっきの概要と種類
- 複合めっき浴
- 溶融めっき
- 溶融亜鉛めっき
- 溶融亜鉛めっきの概要
- 溶融亜鉛めっきの工程
- 脱脂
- 酸洗
- フラックス処理
- 溶融めっき
- 後処理
- 鋼構造物への溶融亜鉛めっきの種類
- 溶融亜鉛めっきした鉄鋼の断面組織
- 溶融亜鉛めっき鋼板
- 溶融亜鉛-アルミニウム合金めっき
- 溶融アルミニウムめっき
- 溶融アルミニウムめっきの概要
- 溶融アルミニウムめっきの種類
- その他の溶融めっき
- 溶融亜鉛めっき
- 気相めっき
- 物理的気相めっき (PVD:Physical Vapor Deposition)
- 真空蒸着
- イオンプレーテイング:
- 活性化反応蒸着法 (ARE法)
- 高周波励起法 (RF法)
- 中空陰極放電法 (HCD法)
- アーク蒸着法
- 留意点
- スパッタリング
- 原理・種類
- DC
- 高周波 (RF)
- マグネトロン
- ECR
- イオンビーム
- 原理・種類
- PVDの課題
- 化学蒸着 (CVD:Chemical Vapor Deposition)
- 熱CVD (熱化学反応法)
- 原理
- 特徴
- プラズマCVD
- 直流
- 高周波
- マイクロ波
- 光
- 留意点
- 課題
- 熱CVD (熱化学反応法)
- 物理的気相めっき (PVD:Physical Vapor Deposition)
- 溶射
- 溶射の原理
- 溶射の特徴と種類
- 溶射の特徴 (長所・短所)
- 溶射の種類
- ガス式溶射 (高速フレーム溶射 (HVOF)
- 電気式溶射 (プラズマ溶射)
- 溶射材料の種類
- 金属及び合金粉末
- 自溶合金
- セラミックス
- 溶射に必要な前処理と後処理
- 前処理
- 基材の清浄化
- 基材の粗面化 (ブラスト処理)
- 後処理
- 封孔処理
- 熱処理
- レーザ処理
- 仕上げ加工
- フュージング処理
- 前処理
- 溶射の課題
- めっきの作業工程
- 無電解めっきの方式
- 鉄鋼素材のめっき
- 鉄鋼以外の素材の前処理
- アルミニウム素材
- 銅および銅合金素材
- ステンレス鋼素材
- 電気めっきの方式
- 引っかけめっき
- 整流器
- 引っかけ
- めっき槽
- アノード (陽極)
- バレルめっき
- 連続めっき
- 筆めっき
- 引っかけめっき
- プラスチック素材へのめっき
- 自動車用ABS樹脂の特徴
- ABS樹脂とめっき膜との密着性
- ABS樹脂上のめっき工程
- めっきの前処理
- 脱脂
- 予備脱脂
- 溶剤脱脂
- 水系エマルション脱脂
- アルカリ脱脂
- 電解脱脂
- 電解洗浄
- 酸処理・アルカリ処理
- 酸洗い
- 酸浸漬
- 光沢酸洗い
- 電解研磨
- アルカリ
- エッチング
- 無電解めっきの方式
- めっきの後処理
- めっきの化成処理
- クロメート処理
- 3価のクロム化成処理
- リン酸塩皮膜
- 金属着色 (黒染めなど)
- めっきの熱処理
- 脱水素処理
- ウイスカ防止
- ピンホール除去
- 硬度の改質
- 密着性の向上
- めっきの化成処理
- めっき皮膜の厚さ
- めっき断面の顕微鏡観察法
- 高周波渦電流法
- 磁気的測定法
- 蛍光X線法
- 電解式膜厚測定法
- 重量法
- ベータ線法
- めっき皮膜の硬さ
- めっき皮膜の硬さ試験法
- マイクロ
- ビッカース硬さ試験法
- ヌープ硬さ試験法
- 引っかき硬さ試験法
- めっき皮膜の硬さ試験法
- めっきの耐食性
- 大気暴露試験
- 促進腐食試験
- 塩水噴霧試験
- コロードコート試験
- 亜硫酸ガス試験
- 複合サイクル腐食試験
- めっき皮膜の密着性
- 曲げ試験法
- 摩擦・摩耗試験法
- 鋼球押込み法
- エリクセン試験法
- 加熱・冷却試験法
- 粘着テープによる引き剥がし試験
- めっき皮膜の有孔度
- フェロキシル試験
- 浸漬試験
- 環境汚染対策
- 排水の分別
- 酸・アルカリ系
- シアン系
- クロム酸系
- 重金属類の沈殿分離
- 重金属汚泥 (スラッジ) 処理
- 有価資源の回収
- そのほかの処理
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
- 複数名: 22,500円(税別) / 24,750円(税込)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。 - 他の割引は併用できません。
オンライン受講割引
- オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 申込みフォームの通信欄に「オンライン受講割引」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。