LCDは小型から大型まで市場占有してきた。しかしスマートフォンを皮切りにOLEDに移行している。フォルダブル17インチノートPCがCES2020に展示されるように次はIT市場に向かう。大型TVでは8K解像度でOLEDとLCDが競う姿が見られる。CES2020ではLCDは欠点とされたコントラストに関し、Mini – LED BL導入で輝度と厚さと共に改善している。TVでは主役を譲らない構えだ。次期を虎視眈々と狙うQD – OLEDやマイクロ (μ) LED新デバイス展示も相次ぐ。ディスプレイの戦国絵巻の展開である。新デバイスに関しては、展示品は見れても、基本構造、動作原理、あるいは画質、効率の未来への定量的変化、技術課題の詳細開示は少ない。
本講演では、OLED、LCD性能改善、μLED、QD – OLEDの基本構造、動作原理から解説、さらに画質、および効率の計算を行い、ディスプレイ近未来を定量的に予測する。特にフレキシブル・フォルダブルOLEDに関しては、バッププレーンLTPS・LTPO TFT、内蔵タッチ構造、材料についての最新状況と課題の解析結果を紹介する。
- ディスプレイ市場の戦国絵巻
- 全FPD市場でのデバイス技術主役交代へ向けてのBattle状況
- LCDからOLEDへの製品ライフサイクルの変化
- OLED投資動向と対応するCES2020フォルダブルOLED関連展示
- CES2020展示に見るTV用OLEDとLCDの性能改善
- フォルダブルOLED技術分析
- フォルダブルスマートフォン仕様
- フィルムカバー技術とその課題
- 破壊工学視点で見る薄板カバーガラス (UTG) 技術と最終カバー構造の予測
- 衝撃性を改善するバッププレーンLTPS構造
- 内蔵タッチパネル技術
- インセルタッチパネル投資・技術動向
- Y – OCTA構造とその課題
- TV用ディスプレイ技術
- Mini – LED BL
- 32形6K LCDに適用されたMini – LED
- 更なる薄型化を狙うMini – LED
- 8K製品化に向け開口率向上を図るTV用OLED
- 基本構造と動作原理
- 極めて重要な表面反射率低減
- 8K化での輝度、寿命を決める開口率設計
- 次世代開口率向上技術の考察
- TV用QD – OLED
- 基本構造とQDCFの動作原理
- 65型4K開発で見えてきた現実的な技術開発内容
- 性能ターゲットはカラーボリューム特性の改善
- 市場製品の色再現性調査とQD技術の方向性
- 産業用デビューからTV適用を目指すμLED
- 基本構造と動作原理
- 75型4K開発で見えてきたμLED量産上の課題
- μLEDの築く新コンセプトディスプレイの未来
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