本セミナーでは、検図について基礎から解説し、うっかりミス、仕様の見落とし、部品干渉、寸法・幾何公差の間違い、形状不備・組付不良等、図面に起因するトラブルの原因と対策、検図に掛ける時間を減らす「チェックリスト」の作り方・使い方について詳解いたします。
全ての設計者はミスの無い正確な図面を描くことを目指していると思いますが、なかなか100%の図面を仕上げることは出来ません。ミスの無い図面に仕上げる為には、何度も検図作業を行い、図面ミスを一つ一つ潰していく必要があります。しかし、検図について書かれている書籍は少なく、また、あったとしても実務に直接結びつくような検図方法については多くありません。多くの設計部では、経験を積んだ設計者が検図を一手に引き受けて、負荷が高い中ストレスを貯めこんでいるのではないでしょうか? 本セミナーでは、検図の基本的概念・チェックシートの必要性・作り方、運用方法を、実際に使われているチェックシートや設計図を盛り込んだ講義資料を使って解説いたします。また、講習の最後に演習を行い、質疑応答を交え知識の定着を図ります。本講座を通して、チェックシートの有効性を理解し、図面ミスを極力減らせる検図方法を学んでいただけると思います。 検図をしているのに図面ミスが減らないと感じている方や、新人・若手設計者の方、検図にかける時間を減らしたいと思っている方、市販の参考書を読んでも解決策が見つからなかったという方に、是非受講していただきたいと思います。
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