有機ELを用いた透明ディスプレイの開発および最新の市場動向

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、透明電極の作製方法や種類にも触れながら、透明電子デバイスの1つである、有機ELを用いた透明ディスプレイの技術的な概要について説明いたします。

日時

中止

プログラム

有機ELは次世代のディスプレイとしていよいよ頭角を現してきており、スマートフォンやスマートウォッチならびに大型TVでも広く一般販売に至っている。最近では折畳み可能なfoldableディスプレイを搭載した製品も上市さてれいる。このような状況の中、有機ELは他のデバイスへの差別化を打ち出す検討も始まっている。有機ELは薄型、自発光という特徴から、陽極と陰極の両方を透明にした場合、非発光時に透明な特長を有する透明有機ELを作製することが可能となる。  本セミナーでは、透明電極の作製方法や種類にも触れながら、透明電子デバイスの1つである、有機ELを用いた透明ディスプレイの技術的な概要について説明する。

  1. 有機ELの進展
    1. TV、ディスプレイ
      • 展示会での展示
      • 上市された製品
    2. スマートフォン
    3. スマートウォッチ
    4. 有機ELの特長を活かした製品
      • 折畳み可能なディスプレイ
      • 透明有機ELなど
  2. 有機ELの基本原理とその特徴
    1. 基本動作 (主にキャリア注入の観点から)
    2. 効率を決める様々な因子 (電極の仕事関数などについて)
    3. 技術的にたちはだかる要求
      • 封止性能
      • 歩留まりなど
    4. 特徴を活かした製品像と必要な技術要素
  3. 透明発光素子
    1. 無機薄膜透明有機EL素子
    2. 透明有機EL素子
    3. 残像表示装置
  4. 透明導電膜
    1. 透明性と導電性の両立の難しさ
    2. 透明とは
      • 光反射、光散乱、光吸収、光透過の関係
    3. 導電性と光反射の関係
    4. 透明導電膜の種類
    5. 透明導電膜の作製法
  5. 透明有機EL素子構築に向けて
    1. 透明有機EL素子構築に向けた必要課題
      1. 上部透明導電膜と低ダメージプロセスによる成膜技術
      2. 透明な低仕事関数電極の探索
    2. 逆積構造を有する有機EL (i-OLEDなど)
    3. 多層構造を有する透明導電膜 (DMD)
  6. まとめ
    1. 今後の展望

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

複数名同時受講の割引特典について

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。