近年、企業のガバナンス改革が着実に遂行されています。その中で、内部監査部門の役割の重要性が大きなテーマとなっています。 金融庁は2019年6月、「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題」を公表しました。 金融機関が持続可能なビジネスモデルを構築することにより、業務の適切性や財務の健全性を確保し、金融システムの安定に寄与していくため、内部監査部門が経営目線を持ち企業価値を向上させるための実効的な内部監査態勢を確保することを強く求めています。しかし現実は、従前の「準拠性監査」に留まり、「リスクベース監査」、「経営監査」を実効的に実施できていない金融機関が少なくありません。 今回のセミナーでは、「リスクベース監査」を実施するための課題を整理し、その実践方法について詳細に解説を行います。さらに「経営監査」に向けて、金融機関のリスクアペタイトと整合を取った実践方法についてお示しいたします。