まず、最近、非常な注目を集めている自動車用の炭素繊維強化プラスチック (CFRP) 、とりわけ熱可塑性樹脂を母材とするCFRTPの最新の技術動向を解説する。最近の海外の展示会での動向なども紹介する。次に、名古屋大学ナショナルコンポジットセンター (NCC) で実施している、NEDO-ISMAの予算による非連続炭素繊維強化CFRTP (LFT-D) を用いた自動車車体構造のCFRTP化プロジェクトの成果の概要を紹介するとともに、最新の進歩の状況について、可能な範囲で解説する。最後に、産業全体へのCFRPの波及について考察する。
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