第1部 バイオポリエステルの合成・生産と生分解性プラスチックへの応用
(2020年3月13日 10:00〜11:30)
植物油や糖質などのバイオマス資源から生産されるバイオポリエステルに関して、微生物を用いた生産法やその材料物性について紹介する。また、バイオポリエステルの分解性や環境に与える影響などについても、これまでの知見をまとめて解説する。
- バイオポリエステルの種類と特徴
- 微生物がつくるバイオポリエステル
- バイオポリエステルの熱的性質
- 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
- バイオポリエステルの生分解性
- バイオマス利用における利点と課題
- 地球温暖化と炭素循環サイクル
- バイオマス資源の種類
- バイオマス度とその測定方法
- 認証マーク制度
- 非可食性バイオマスの資源化
- 植物油を原料とした微生物ポリエステル生産
- ポリエステル原料としての植物油
- 生産菌株の育種
- 大豆油からのポリエステル発酵生産
- ライフサイクルアセスメント
- 汎用プラスチックとの環境影響比較
- 植物油利用の動向
- バイオポリエステル製品の検討例
- バイオポリエステルの製品例
- 今後期待されるの生分解性プラスチック製品
第2部 バイオ由来原料を用いた環境配慮型スチレン系熱可塑性エラストマーの開発と応用
(2020年3月13日 12:10〜13:40)
- セラミックス
- 高熱伝導非酸化物セラミックス
- 高熱伝導フィラーの選択
- 代表的な材料の熱伝導度
- 窒化アルミニウム (AlN)
- AIN焼結体の熱伝導度
- AlNセラミックスの熱伝導における粒径の影響
- 窒化ケイ素 (Si3N4)
- Si3N4焼結体の熱伝導度
- Si3N4セラミックスの平均粒径と熱伝導度の関係
- 窒化ケイ素 (Si3N4) 化ホウ素 (BN)
- SiCセラミックスの熱伝導度
- 非酸化物セラミックスの熱伝導度と電気伝導
- 高熱伝導ハイブリッド材料
- Si3N4ナノワイヤー添加エポキシハイブリッド材料
- BN凝集体添加エポキシハイブリッド材料
- 化学合成BN添加エポキシハイブリッド材料
第3部 海水で分解する生分解樹脂の開発事例
(2020年3月13日 13:50〜15:20)
- 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの必要性と背景
- 生分解性プラスチック (生物により分解するプラスチック)
- 生分解性発現機構
- 生分解性評価法
- 生分解性プラスチックの規格および認証
- 生分解性プラスチックの生分解性と構造との関係
- 海洋における生分解性プラスチック
- 生分解性プラスチック設計
第4部 生分解性樹脂の海水中での生分解に関わる因子
(2020年3月13日 15:30〜17:00)
海洋は陸域と違い環境中に散逸した樹脂は容易にどこまでも拡散していくため、生分解性樹脂の取扱いはより慎重にならざるを得ません。一方で海域での生分解は今まであまり検討されておらず、近年になって、評価手法の標準化の検討も含め生分解の実証試験等によるデータの蓄積が急速に進んでいるところです。本セミナーでは、どのような樹脂が海水中でどのような生分解の特徴を持つのか、海水分解に影響する因子としてどのようなものがあるのかを中心に紹介する。
- 生分解性樹脂の現状
- 海洋プラスチック問題
- 生分解性プラスチックの種類とその特徴、生分解性
- 生分解に関する最近の研究
- 海水中での生分解性評価
- いろいろな生分解性評価法
- ラボ試験と実環境試験
- 陸域での実環境試験
- 海域での実環境試験
- ラボでの海水生分解性試験
- 採水地点の影響
- 海水中の微生物濃度の影響
- 採水環境の影響
- 試験条件の影響
- 実環境試験とラボ試験の比較
複数名同時受講割引について
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