リチウムイオン蓄電池の基本特性と動作原理、等価回路によるモデル化方法、温度依存性、劣化依存性などについて解説する。BMSの基本として高精度残量推定で用いられるカルマンフィルタ – の基本とその実装方法について述べる。MATLABを使った事例も紹介する。
その後、蓄電池劣化として代表的なSEI劣化や正極劣化のメカニズムについて解説し、電池材料の違いによる特性などについても概要を述べる。劣化速度を決める要因として、電流値、充電率 (SOC) 、温度などの基本パラメータに対する依存性を説明する。電池の発熱と冷却のメカニズムについても説明し、個別セルの温度を求める方法と冷却の効果に関して説明する。最近の学会等での事例も紹介する。
理論式を劣化解析や予測に展開するための組電池シミュレータの構築方法について説明し、劣化特性の高精度化のためのキャリブレーション方法についても説明する。
- イントロダクション
- 蓄電池の背景と動向
- リチウムイオン蓄電池の動作原理
- 蓄電池への要求と最適化
- 蓄電池のモデル化
- 蓄電池の電気的特性、等価回路表現
- 蓄電池の特性測定方法
- 蓄電池の温度特性
- (EXCEL実習) 蓄電池モデル化例
- 残量計
- 残量推定に用いられる方法
- カルマンフィルタを用いた高精度残量推定手法 (モデル化とアルゴリズム)
- MATLABでの実装例
- 劣化のモデル化と抑制技術
- 蓄電池の劣化現象とモデル化
- (EXCEL実習) 劣化モデル実装例
- 劣化の測定方法
- 劣化を抑制する使い方
- 組電池の劣化抑制
- 最近の劣化解析事例
- まとめ
持参品
- Microsoft Excel (2004以降) をインストールしているノートPCをご持参願います。
- 実習に用いるExcelファイルを事前に配布いたします
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。