第1部 快適性向上のための自動車用シートの開発技術
(2020年2月5日 10:00〜12:00)
自動車のシートには快適性に関わる重要な部品であり、安全性向上や環境性能向上 (軽量化) とともに、更なる快適性能の向上が求められている。本講演では、静的な座り心地、振動乗心地および温熱快適性の各領域について、深層学習の適用を含む快適性の定量評価手法や、快適性領域におけるモデルベース開発による性能予測・改善への取り組みについて紹介する。
- 座り心地
- 座り心地の定量評価技術
- 姿勢評価
- 体圧分布評価
- 座り心地のモデルベース開発
- シート振動乗心地
- 振動乗心地の定量評価技術
- 振動乗心地のモデルベース開発
- シート温熱快適性
- シート上温熱快適性の定量評価技術
- サーマルマネキンによる計測・評価
第2部 自動車用シートにおける着座時の疲労評価と疲労低減手法
(2020年2月5日 12:45〜14:45)
自動車を長時間運転するとドライバは疲労し、疲労蓄積は事故の原因となる。ドライバの運転疲労を低減することは、安全な運転を実現する上で重要な課題の一つである。ドライバの運転疲労を評価する手法について紹介すると共に、シートに取り付けた機械機構を用いることによるドライバの疲労低減手法についての研究内容を紹介する。
- 序論
- ドライバの疲労評価
- 指尖容積脈波に基づく疲労評価
- 血中乳酸値に基づく疲労評価
- 主観評価
- ドライバの疲労低減手法
- ランバーサポートによる疲労低減
- エアセルサポートによる疲労低減
- 複数点サポートによる疲労低減
- ドライバの運転姿勢と疲労状態
第3部 サーマルマネキンを用いた温熱環境の評価と車室内快適性評価術
(2020年2月5日 15:00〜17:00)
車室内温熱環境の特異性を理解し、温度変動が大きくなおかつ瞬時に変化する環境における温冷感を把握するための評価手法の一例を紹介する
- 車室内空調製品評価技術の重要性
- 車室内温熱環境評価
- 人の温熱感覚
- 温熱的快適性ー人体の熱平衡
- 温熱快適感と温熱感覚
- 人の熱的快適性に影響を与える6要素
- 温冷感測定の定量値化
- 評価指標
- 快適感覚と温?感覚のカテゴリースケール
- 温熱指標とは
- 温熱環境評価ISO規格
- 車室内温熱環境評価手法
- 温熱快適性の測定手法
- 温熱環境の評価手法の課題
- 温?環境を定?値とするには
- 等価温? (Teq) の定義と環境評価方法
- 車室内の温冷感と快適感の評価実施例
- 人体 (被験者) の温冷感および快適感評価手法の紹介
- ?両の温熱快適性評価の課題と解決方法の提案
- ベンチレーションシート着座時の等価温度評価手法の考察
- 温?感および快適感評価の今後の課題
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
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