本セミナーでは、スマートフォン、PC、自動車内装材などで使われるプラスチックの加飾技術について4名の講師が基礎から応用までを解説いたします。
立体成形 (3次元成形) や樹脂めっきなどの技術動向についても解説いたします。
昨今、深絞り加工などデザインの多様化のトレンドに伴い、現行の塗装の代替技術として、ノートパソコン、携帯端末、家電などの3C分野及びモビリティ分野で加飾フィルムによる装飾が広まりつつある。 また、用途の拡大に伴い、様々なプラスチック基材や金属或いはそれらの複合材へ単に貼るだけではなく、耐熱、耐水性などの要求も含め、如何にして綺麗に貼り付け且つ、耐久性を実現させるかが課題となっている。 セミナーでは、加飾の分類、新旧工法から加飾フィルム向けの最先端次世代接着剤の解説を交え加飾フィルムの新しい境地を切り開きます。
プラスチックシートを2次加工する熱成形を利用した加飾成形の工法には、「インサート成形」および「減圧被覆成形」があり、これらは加飾のデザイン性に求められる「色彩の自由度」および「形状の自由度」をより高く表現できる成形方法である。また、シートに機能性を付加しながら、環境負荷の低減も可能となる。 本講では、「インサート向けプリフォーム成形」および「減圧被覆成形」に関する加工プロセスや成形方法などの基礎知識を深め、用途事例の紹介を交えながら解説する。
プラスチックの表面を金属化する方法としては蒸着や塗装、転写成型等の方法がある。湿式のプラスチックめっきは耐候性、防汚染性、耐摩耗性に優れ広く使われている。 最近は従来の光沢クロムめっきだけでなく、黒味のある三価クロムのめっき、ルテニウムめっき等のめっきやクロムめっき上のイオンプレーティングが開発されデザイン性、耐久性のすぐれためっきができるようになった。有機無機のハイブリットの塗装とも組みあわせることにより、耐久性、デザイン性の優れたプラスチックめっき部品ができる。その応用と留意点を紹介したい。
~CMF (カラー・マテリアル・フィニッシュ) による商品価値の開発について~
ICTプロダクトをデザインするための3つのアプローチを紹介し、そこで重要になる4つのデザインポイントを明らかにする。 その上で、デザインポイントの一つであるCMFに焦点をあて、 CMFの最新動向やそのための取り組みを紹介する。 さらに、次の時代に向けて高級感のあるCMFを如何にして開発するか、開発手法や実施事例を紹介する。 なお、ICTプロダクトとは、携帯電話、スマートフォン、PC等を 中心にお話する予定である。