本セミナーでは高分子材料の難燃化について取り上げ、難燃剤をはじめ、技術、規制、評価試験法を体系的にわかりやすく解説いたします。
炭素の三次元結晶であるダイヤモンドでも800℃以上の高温度で燃えるので、炭素を主鎖にもつ構造の高分子を不燃化するのは科学的に不可能である。しかし、各種産業製品の難燃規制が強化されており、「燃えにくい高分子」製品を技術開発しなければいけない。燃焼は急激に進行する酸化反応であるが、その現象理解から高分子を難燃化する方法まで、すべてを科学の形式知として理解することは難しい。 例えば、難燃剤の添加量一つとっても教科書に書かれたグラフを再現しないことがある。材料開発の立場であれば、市場における偏差を考慮し難燃剤の添加量を多めに材料設計すればよいが、難燃性高分子材料のユーザーであればコンパウンドメーカーにクレームを発行することになる。この時コンパウンドメーカーから他のお客様では問題が起きていない、と告げられたならどうするか。 自動車のEV化、樹脂化をはじめとする高分子材料製品の応用が広がるとともに難燃規格の強化も行われるだろう。難燃剤、難燃化技術に要求される課題は多くなると推定される。科学の形式知ですっきりと説明できにくい分野でも経験知とともに体系的に整理して身に着けておけば、将来の技術の発展においても困らない。 本セミナーでは新しい動向と講演者の経験知もすべて公開し、高分子の難燃化技術について体系的に理解できる内容としているので、商品開発のすべての段階の担当者に役立つ。
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