信頼性試験法の基礎とその活用法

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会場 開催

本セミナーでは、求められる品質を保証するためのより効果的な信頼性試験の試験計画の立て方と、試験結果からの寿命予測についてわかりやすく解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 信頼性の基礎と寿命を見極めるための加速試験

(2020年2月4日 10:00〜12:30)

 パソコンやテレビなどの電子回路製品の過去のトラブルには、使用1年から数年程度で故障した短寿命トラブルがあります。これらのトラブルをなくすため、本セミナーでは、トラブルの未然防止対策のための加速寿命試験の考え方ややり方を詳細に解説します。特に、耐用寿命の推定の仕方、具体的には市場でどのくらい使用したら、どのくらいの確率で製品に故障が起こるのかを温度加速モデルを例にとり詳細に解説します。

  1. 信頼性の意味と概念
    1. 信頼性とは、信頼性の特徴
    2. 信頼性試験での試験時間とサンプルサイズの関係
  2. 加速試験の基礎
    1. ワイブル分布を適用した故障時間分布
    2. 劣化速度加速モデルと耐用寿命
    3. 温度の加速モデル (アレニウスモデル) を用いた耐用寿命推定
    4. 測定した1年の市場温度からの耐用寿命推定
    5. 製品の耐用寿命の推定法

第2部 市場故障率の推定と品質管理

(2020年2月4日 13:10〜15:40)

 主に電子部品を題材として、その寿命分布が出来上がる背景にある検査との関係を示す。その考え方に基づき、検査結果を累積ハザード解析して、市場故障率を推定する手順を示す。  生産規模に応じた目標品質を満足するに許容される市場故障率の限界を導き出し、その許容限界となる市場故障率を実現するために必要な、工程内の検査不良率限界を導き出す。製造工程の検査不良率から市場の不良率までの全不良率から累積故障確率の許容限界を導き出して、それを実現する工程性能指数、さらには工程能力指数の許容下限値を導き出して、工程の統計的品質管理を進める。

  1. 市場故障率推定
    1. 公的規格に基づく市場故障推定
    2. 信頼性試験結果の平均故障率
    3. 工程検査実績に基づく市場故障率推定
  2. 工程管理限界の調整
    1. 工程能力指数と工程性能指数
    2. 管理図の標準偏差
    3. 検査結果の管理基準と検査規格

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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