界面活性剤の基礎と分散における添加剤の選定方法・使用上の留意点

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、界面活性剤の基礎から解説し、界面活性剤の種類・機能・性質や界面化学の熱力学を土台とし、分散の基礎的な考え方、酸・塩基性や溶解性パラメーターに基づく親和性を踏まえ、添加剤の選択方法や留意点について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部「界面活性剤の基礎」

(12:15~14:15)

 界面活性剤は極少量で界面の性質を変化させる力を持つ。いずれの製品にも界面が存在し、そのため界面活性剤を使用していない製品はないと言っても過言ではない。  本セミナーでは、界面活性剤の種類やはたらきを概説したのち、界面活性剤の機能・性質や界面化学の熱力学を分かり易く丁寧に解説する。  本セミナーの受講により、界面活性剤の定義から、各種界面活性剤の基本的なはたらき、界面活性剤の特性 (表面張力、ミセル形成) 等を理解することができます。その結果、界面活性剤について総論的に理解できるようになります。

  1. 界面活性剤とは何か
  2. 界面活性剤の分類
  3. 界面活性剤の一般的なはたらき
    1. アニオン界面活性剤
    2. カチオン界面活性剤
    3. 非イオン界面活性剤
    4. 両性界面活性剤
    5. フッ素系界面活性剤〜何故難燃性なのか?
  4. 界面活性剤の需要
  5. 界面活性剤の溶解性
    1. イオン性界面活性剤の相図とクラフト点 (温度) 、及びその測定法
    2. 非イオン性界面活性剤の溶解性と曇点及びその測定法
  6. 表面張力
    1. 表面張力とは
    2. 界面活性剤は何故表面張力を下げるのか?
    3. ギブス吸着等温式
  7. 界面活性剤分子集合体のかたち
    1. 臨界充填パラメータ
    2. 最新のミセル構造
  8. 臨界ミセル濃度と測定法
  9. ミセル粒径の測定法
    1. 動的光散乱法
    2. NMR法
  10. 可溶化
  11. 乳化

第2部「固体粒子の分散における上手な添加剤の選定と使用上の留意点」

(14:30~16:30)

 固体粒子 (顔料やフィラー、充填剤など) の分散は、製品を開発するプロセスで極めて重要な技術であり、その良し悪しが製品の機能や性能を大きく左右することになります。分散の基礎的な考え方、酸・塩基性や溶解性パラメーターに基づく親和性など解説し、添加剤の使い方が分散技術のkeyポイントになるので選択方法や留意点について解説いたします。  粒子分散系を利用して製品を作るうえで、分散の良し悪しは最終製品の性能や品質を大きく左右するkeyポイントです。分散の基本的な考え方を身に付け、添加剤の使い方を知ることでより良い製品を作るための分散系を設計することができます。 また、不具合や欠陥現象に対処する技術が得られます。

  1. はじめに – 難しい微粒子分散
  2. 分散プロセスと粒子表面の評価法
    1. 分散プロセスと分散剤
    2. 粒子表面の性質と評価法
  3. 分散の考え方
    1. 酸性・塩基性
    2. 溶解性パラメーターに基づく親和性
  4. 湿潤・分散剤
  5. 分散剤の機能と効果
    1. 分散剤の機能
    2. 分散剤の効果
  6. 分散剤の選択方法
  7. おわりに

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)
136-0071 東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。