プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜があげられる。汎用樹脂をはじめとした様々なプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには自動車産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっている。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術や添加剤技術などが検討されており、今後も市場要求の高まり等により、更なる技術開発が求められると思われる。
本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、加工方法およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のフィルム技術の動向についても紹介する。
- プラスチックフィルムの現状
- プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
- 用途別フィルムの動向
- 容器包装分野
- 農業分野
- 自動車分野
- エレクトロニクス分野
- 建築資材分野
- 樹脂特性におけるプラスチックフィルムと添加剤
- 汎用樹脂フィルムの特性と添加剤
- ポリエチレン (PE)
- ポリプロピレン (PP)
- ポリ塩化ビニル (PVC)
- ポリスチレン (PS)
- ポリエチレンテレフタレート (PET)
- エンプラフィルムの特性と添加剤
- ポリアミド (PA)
- ポリカーボネート (PC)
- ポリフェニレンサルファイド (PPS)
- ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)
- ポリエーテルエーテルケトン (PEEK)
- 成形加工技術
- 溶融押出成形
- Tダイ成形
- 一軸延伸
- 二軸延伸
- インフレーション成形
- 溶液キャスティング成形
- カレンダー成形
- 単層フィルムと多層フィルム
- フィルムの評価・試験
- 機械物性評価
- 引張試験
- 引裂き試験
- 耐ピンホール性試験
- 衝撃試験 (ダートインパクト、フィルムインパクト)
- 突刺し試験
- 剥離試験
- ヒートシール性試験
- ホットタック性試験
- 摩擦係数試験
- ブロッキング試験
- ガス透過試験
- 水蒸気透過試験
- 加熱収縮率試験
- 耐折試験
- ぬれ張力試験
- 耐候性・耐老化性評価
- 耐燃焼性評価
- 光学特性評価
- 最新のフィルム技術の動向