自動車には有害排出物や温暖化物資排出の規制が世界各国で導入され、しかも年々規制値が厳しいものになっているのに加え、衝突安全性能の向上も求められている。特にCO2削減が重要で、これらの規制に対応するための有望な手段として動力系の電動化が注目され、開発及び導入が進んでいる。電気自動車の開発の中で、車両軽量化の重要性が注目され、CFRP車体を導入することとなった。
本セミナーでは、自動車に関わる規制動向と電動化の展望、および車両の軽量化への技術動向について解説する。
- 自動車を取り巻く課題
- 有害排出ガス、温暖化物質、資源枯渇および衝突安全。
- 各国のCO2規制
- 次世代型パワートレイン
- 自動車動力の電動化動向
- 車体軽量化のための材料転換
- 鋼鉄車体軽金属車体
- 樹脂車体
- マルチマテリアル車体
- 自動車に係る接着技術
- 従来の自動車部材接着
- 鉄鋼車体の接着
- 異種部材の接着
- 樹脂部材の接着自動車に係る接着技術
- BMWの電気自動車開発とCFRP車体
- 電気自動車開発の歴史と開発試験
- 量産電気自動車の設計
- Project i Life Driveコンセプト
- Life モジュール (CFRPモノコックの設計)
- BMWのCFRPボディ開発 量産プロセスの開発
- ENLIGHT Projectの取り組み
- BMW新7シリーズに採用しているCFRP部材
- 鉄、アルミおよびCFRPを採用しての軽量化を実現
- 異なるCFRPを適材適所に採用
- 車両への樹脂材料採用動向
- 車体外板の樹脂採用
- エンジン、駆動系への樹脂採用
- インテリア他への樹脂採用
- 車両の塗装技術
- 塗装に関する課題
- 塗装保護と塗装代替
- 今後の材料技術の課題と期待
- 自動車用材料開発のアプローチ
- 新しい機能
- 環境性能
- 今後の展望