粘着・剥離のメカニズム解明、粘着挙動の観察と粘着剤の設計技術

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本セミナーでは、目的の粘着性を発現させる粘着剤設計にフォーカスし、力学特性やモルフォロジー、材料特性からのアプローチについて解説いたします。

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プログラム

粘着強さは、界面の濡れ性と粘着剤自身の凝集力の2つの因子で決まる。ピール強度やタックの測定だけでなく、剥離挙動や糸曳の観察を行い、粘着剤自身の動的粘弾性や力学特性、パルスNMRによる分子運動性、AFMによるフォースカーブから2つの因子の寄与を読み取り、設計に活かすことが重要である。ゴムにタッキファイヤを加えるとなぜ粘着性が発現するのか?等、演者らの上記の研究成果を多く紹介し、粘着剤設計のポイントを解説する。

  1. 粘着剤とは
  2. タッキファイヤの効果
    1. なぜ粘着性が発現するのか
    2. タッキファイヤのモルフォロジー
    3. モルフォロジーの効果とパルスNMRによる評価法
  3. 力学特性からの粘着剤の設計
    1. ローリングタック試験
    2. ダルキスト基準
    3. 速度依存性の発現メカニズム
    4. 粘着剤とMooney – Rivlin式
    5. 粘着特性と粘着剤の速度依存性
  4. タック試験からの粘着剤の設計
    1. プローブタック試験
    2. プローブタック試験で濡れ性が評価できるか
    3. 接触時間依存性から見えること
    4. 温度依存性から見えること
    5. 剥離挙動の観察法
    6. タック試験からの粘着剤の設計
  5. 糸曳きからの粘着剤の設計
    1. 糸曳きの観察手法
    2. ピール試験時の糸曳きの観察手法
    3. 糸曳きのモルフォロジーから見えること
    4. 糸曳きからの粘着剤の設計
  6. AFMフォースカーブからの粘着剤の設計
    1. フォースカーブから見えること
    2. フォースカーブの活用
  7. まとめ

会場

東京流通センター
143-0006 東京都 大田区 平和島6-1-1
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受講料

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