(2019年12月16日 10:00〜11:30)
研究、開発、製品化、事業化のスパイラルがうまく回り、企業が成長・繁栄している会社もあれば、伸び悩んでいる会社も数多くあります。また、自社の中長期研究テーマ設定をどう設定するか?悩んでおられる方々は多いと思います。一方で、研究テーマの設定は問題なくできたが、製品化、事業化がうまくいかないという方々が多いのも事実です。 テクノロジーや社会構造が大きく変化しつつある中、製品化、事業化の視点から考えて、中長期の研究開発テーマをどう設定し、イノベーションにつなげていくか?の私論をご紹介します。
(2019年12月16日 12:15〜13:45)
研究開発テーマの創出には幾つかのアプローチがある。トップダウンは数十年先の未来を予測してバックキャストし、自社の技術やマーケットとの整合性を加味しながらテーマを選定する。逆にボトムアップは、オープンイノベーションも活用しながら研究者の自主性を重んじてスピーディーに小さなテーマを数多く取り進める。 本セミナーでは、総合化学会社としてサイエンスを深掘りしながら、どのようにこの2つのアプローチのバランスを上手く取りながらグローバルにイノベーションを生むカルチャーを醸成しようとしているのか、三菱ケミカルの取り組みをご紹介する。
(2019年12月16日 14:00〜15:30)
将来の事業環境の不確実さが増す近年、研究開発テーマや新規事業テーマの創造に関しても、従来の延長線上ではない発想からの機会探索・テーマ創造ニーズが増大しています。未来予測の方法論には様々なものがありますが、我々が実践している「未来洞察」は、「不確実な未来からインスピレーションを得て、中長期の経営・事業戦略策定や新規事業創造に活用する」ことに適したアプローチです。 本講座では、未来洞察をイノベーションマネジメントに活用している企業の事例を交えて解説したうえで、「未来洞察」による研究テーマ探索の進め方を、プロジェクト事例とともに紹介します。
(2019年12月16日 15:45〜17:15)
自動車業界はIT企業の参入や電動化によりMaasやCASEに代表されるビジネスそのものの形態が大きく変わる時代を迎えている。自動車OEMはハード (自動車) の売り切りで事業を行ってきたが、今後はそのようなビジネスモデルでは通用しない。しかしながら、IT企業を中心としたビジネスモデルも確実にハードは存在する。我々は10年20年先の世界を予測し必要ハードと技術を明確にしなければならない。未来の予測は困難であるがどのような観点で予測していくのか、また、そのための研究組織の考え方を紹介します。