不織布の高機能化と新規工業用途への可能性

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会場 開催

本セミナーでは、リチウム電池や燃料電池などに向けた工業材料としての利用が拡大している不織布について、技術と用途を展望する。

日時

開催予定

プログラム

第1部 不織布の工業的利用展開とナノファイバー複合不織布の製造 (10:30~12:00)

  1. 工業利用における不織布
  2. エレクトロスピニング法の概要
    1. ノズル法
    2. 非ノズル法
  3. エレクトロバブルスピニング法の概要
    1. 紡糸原理
    2. 特徴
    3. 量産方法
    4. 量産機について
  4. ナノファイバー不織布と湿式不織布の違い
    1. 繊維径比較
    2. 孔径比較
    3. 通気性の比較
  5. 粒子分散系ナノファイバー
  6. ナノファイバー不織布量産品の品質について
    1. 坪量変動
    2. 繊維径変動
    3. 孔径、孔径分布変動
  7. ナノファイバー不織布のアプリケーションと生産性
  8. 今後のナノファイバー開発

第2部 不織布のリチウムイオン電池セパレータへの利用 (12:45~14:15)

 携帯機器用途のリチウムイオン電池では、グラファイト負極を使用しているため、充電末期にリチウムデンドライトが析出して、微少短絡が起こりやすく、微多孔膜セパレータの使用が不可欠となっている。  これら微多孔膜セパレータでは、ポリオレフィン系材料を使用しているため、150℃以下の耐熱性しかなく、自動車用大型電池の大きな課題であった。  また、グラファイト負極の使用では、-5℃以下での電池作動は困難となっており、-30℃からの作動を要求する自動車用電池の大きな課題となっている。  そこで、負極材料として、低温作動が可能なチタン酸リチウムやスズ系、シリコン系材料などが注目されており、同時に、各種の耐熱性セパレータの開発も進められている。

第3部 サブミクロン炭素繊維不織布のリチウムイオン二次電池部材への応用 (14:30~15:50)

 メソフェーズピッチを主成分とするサブミクロンの炭素繊維不織布をエレクトロスピニング法によって紡糸し、炭素・黒鉛化によって得られた炭素繊維不織布の構造およびリチウムイオン二次電池の負極、合金系負極活物質、導電助剤やリチウムイオンキャパシタ用負極としての応用について紹介する。

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

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