リチウムイオン電池における材料シミュレーションによる電池材料の機能解析とマテリアルズ・インフォマティクスへの展開

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会場 開催

本セミナーでは、マテリアルズ・インフォマティクスの基礎から解説いたします。
また、リチウムイオン電池における材料シミュレーションへの応用などの事例について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

リチウムイオン電池材料の研究・開発に第一原理計算などの材料シミュレーションツールが活用されるようになっています。  本講座では、電池のセラミックス材料研究に携わられる研究者を対象に、材料シミュレーションの基礎的な知識から、マテリアルズ・インフォマティクスと呼ばれる情報科学と組み合わせた材料探査の研究開発に関して、ソフトウェアの紹介を交えながら、できるだけ数式を排除した講義を行う予定です。  電池材料の計算的研究・開発に1~数年程度携わっている研究者を対象にしている講義です。実験的研究者の方については、電池反応の基礎を理解している中級者以上を対象とします。

  1. 電池セラミックス材料の基礎
    1. 電池正極反応 (インターカレーション反応)
    2. 電池特性と結晶/電子構造の関係
    3. 固体電解質におけるイオン伝導 (結晶/電子スケール)
    4. 固体電解質におけるイオンの拡散 (マクロスケール)
    5. 電極|電解質界面の反応 (バトラーボルマーの関係式)
  2. 材料シミュレーションの基礎
    1. 第一原理計算
    2. インターカレーション反応と電位計算
    3. 電子構造の解析 (イオンの価数判定など)
    4. イオンの拡散 (NEB法)
    5. 遷移金属酸化物の計算 (近似法、ポーラロンと電子伝導)
    6. 古典力場計算
    7. モンテカルロ法・分子動力学法
    8. 遺伝的アルゴリズムによる置換構造の最適化
    9. 簡単な固体系の表面・界面の計算
  3. マテリアルズ・インフォマティクスの応用事例紹介
    1. データベースと網羅計算
    2. 材料記述子と回帰 (フィッティング) に関する応用事例
    3. ベイズ最適化の応用事例
    4. メタヒューリスティクス (主に遺伝的アルゴリズム) の応用事例
  4. まとめ

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち
450-0002 愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
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受講料

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