(2019年12月12日 10:00〜13:00)
技術マーケティングの役割は技術を活かし顧客に支持される製品を創出することである。 近年、BtoB企業は、特定顧客の要求だけに頼らず、自ら市場を開発し価値創造に取組む動きが活発化している。魅力的な価値の創造には、研究開発部門の技術者が、マーケティングマインドを持ち、研究・技術開発とマーケティングを一体的に取組むことが求められる。 本セミナーでは、技術マーケティングの基礎知識と、市場調査、アイディア発想、コンセプト創造など技術マーケティングの実践手法の習得を目指す。また、マーケティングの新潮流である、製造業のサービス化、ものづくりPoC、デザイン思考、エフェクチュエーションの有効性を紹介する。
(2019年12月12日 13:45〜15:15)
IoTの時代を迎え、ビジネス環境のパラダイムが大きくシフトし、また、グローバル競争が激化する中で、将来に亘って顧客価値・ニーズを見通すことは難しい。しかも、顧客は企業からの提案に「無言」の反応で意思を示したり注文をつけたりする。実はこのような顧客行動の中にこそ真のニーズが潜んでいるが、その潜在ニーズを様々な機会を通じて把握するのが、技術マーケティングという手法である。 本講演では、次世代の社会・産業のコンセプトを俯瞰的に捉え、その価値観を満たす商品・サービスを実現するための技術の高度化とその組み合わせを図る技術マーケティングによる技術・商品開発ついて概説する。
(2019年12月12日 15:30〜17:00)
これからの企業が成長するためには、既存の枠組みを脱し新たな価値を創出するイノベーションが必須、と言われる。そのために、イノベーションを生むための方策があまた紹介されるが、それを実践したらイノベーションが高確率で生まれるとは限らない。加えて、世の中には「やった方が良いこと」が溢れていて、しかしながら限られたリソースであらゆることをやることもできない。本講演では、過去から現在に亘って富士電機が作り上げてきた研究開発の仕組みを紹介し、その中での技術マーケティングの取り組みをご紹介したい。研究開発の役割がHowからWhatへ移行する中で、現時点の取り組みと今後の課題がお話しできればと思う。