本セミナーでは、リチウムイオン電池の輸送について基礎から解説し、陸・海・空の輸送時の注意点、国内/海外での最新規制動向までを解説いたします。
(2019年12月5日 10:00〜12:00)
(2019年12月5日 12:45〜14:45)
(2019年12月5日 15:00〜17:00)
量産型ハイブリッド電気自動車としてトヨタプリウスが1997年に市販化されて以来、自動車の電動化が急速に進んできた。2010年12月に日産リーフが、2012年にはTesla社のModel Sが市場に投入され、電気自動車 (EV) はニッチな自動車ではなく、メジャーな存在となった。これらの普及を支える電池技術であるリチウムイオン電池は高いエネルギー密度、出力性能により優れた車両性能を実現している。本講座では電動車両の普及の経緯と電池技術の発展の経緯を理解頂きます。 モバイル用から自動車、定置用電源として普及が進んでいるリチウムイオン電池は、危険物輸送規則ではクラス9に分類され、試作品、少量生産品から量産品まできめ細かく規則が定められている。特に国連勧告の「危険物の輸送に関する国連勧告試験及び判定基準マニュアル」に定める輸送試験UN38.3に型式適合することが求められている。電池セルだけでなく,車両に搭載する電池パックも試験適合が求められており、輸送規則と試験マニュアルの要求事項を把握することが開発、生産の技術者、実務者に必要である。 本セミナーでは電気自動車の製品開発、生産に携わる技術者だけでなく、製品の輸送に係る方に電池を搭載した車両、電池パックに係る規則を解説する。 電動車両 (EV、HEV、PHEV) の基本構成と電池技術の概要を理解し、これらの駆動用電池システムの主流であるリチウムイオン電池技術の概要をご説明します。 自動車駆動用電池に関わる規則全般と危険物輸送規則の関係、現在までの規則改定の経緯と輸送実務での留意点をご紹介します。