本セミナーでは、美しさ、心地よさ、上質感を感じるメカニズムと客観的評価手法について詳解いたします。
(2019年11月28日 10:00〜12:00)
(2019年11月28日 12:45〜14:45)
人の目ではメタリックやパールのあるワーク等の乱反射を生じる対象に対して、質感の情報は明確に分離されて色彩が認識されるのに対し、従来の分光色度計では画像の色情報が混然と混合されて取得してしまうため、実際に人の目で見た情報と乖離した数値が測定されていることが問題となっている。 2次元色彩計は、従来の分光方式での色を正確に捉える方式と比べて、対象物の色と質感を合わせて、評価する新しい評価法であり、本装置を用いることにより、従来の色測定方式に対して、一線を画した色管理の厳しい用途での応用についてその可能性について図などを用いて解説する。
(2019年11月28日 15:00〜17:00)
製品やパッケージにおいて、カラーデザインの果たす役割は大きい。製品の狙い、機能、ブランドのイメージ、企業のメッセージなどは、ことばによって伝えられるだけでなく、製品やパッケージの外観デザインによって視覚的なイメージとしても伝えられている。その外観デザインにおいて色彩はひじょうに雄弁である。しかし、色彩は主観的なものであり、個人の好き嫌いとして判断されてしまうことも多い。 そこで、本セミナーでは、ある程度、客観的に色彩をとらえる方法、コンセプト (ことば) の色彩表現が的確にできる方法を紹介する。また、色彩とともに、製品やパッケージにとって重要性を増す質感についても、客観的にとらえる方法を提案する。