2016年版ISO 13485を採用した新QMS省令に備えて、新規の概念や要求事項や従来との違いなどを解説する。新QMS省令への対応を一つの機会と捉えて、運用中のQMSの見直しについても述べる。さらに、リスクに基づくアプローチやバリデーション、関連プロセス規格についてもポイントを提示する。
- 概要 – QMSとリスクベースのアプローチ
- リスクに基づく取組みを採り入れたプロセス規格ISO 13485
- 新QMS省令の主な内容
- 改正/現QMSの比較 (章立て、箇条番号の相違)
- Risk Based Approachに係る要求事項
- Validationに係る要求事項
- 新規・追加の要求事項
- 適合に必要なすべての手順書・記録類
- 2016年版ISO 13485が参照する規格類の概要
- 新QMS省令対応に向けたQMS点検・見直し
- リスクに基づくアプローチによるQMS
- QMSへのリスクマネジメント適用 (ISO 14971)
- QMSへのリスクマネジメント適用に係る指針 (ISO/TR 24971)
- ISO 14971及びISO/TR 24971の方向性
- リスクマネジメントを採用したQMS業務
- QMSで使用するソフトウェアのバリデーション
- 指針となる規格IEC TR 80002 – 1
- ソフトウェアバリデーションのポイント
- 医療用ソフトウェアに対するリスクマネジメント (IEC/TR 80002 – 1)
- プロセスのバリデーション
- GHTF/SG3/N99 – 10のガイダンス
- FDAの各種ガイダンス
- ANSI/ASQのサンプリング手順に係るガイダンス
- 品質管理と危機管理のまとめ (企業としての説明責任)
- 一定水準の品質・安全性・有効性をもつ医療機器の製造・流通のためのQMS
- リスクマネジメント (RM) は現代のキーワード。
- 広く認知されたルールに従って製造された製品が重要
- QMS、RMは、個々企業の固有財産。