接着の失敗事例から学ぶセミナー

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当然のことではあるが、接着部への入力が接着力 (耐力) を上回れば、接着剥がれが生じる。したがって、接着製品を設計する際には、安全率を例えば5倍とし、十分な耐力を確保し市場投入するので通常、接着剥がれは生じない。しかし、接着に関する業務に携わる者にとって、接着剥がれ不具合は往々にして経験することである。では何故、接着剥がれが発生するのであろうか。  一例としては、意図せずに接着阻害物質が脱脂工程などにおいて付着してしまい剥がれを生じることがある。この場合は接着阻害物質が付着する工程をなくすか、阻害物質を除去する工程を設ければ良く、対策のハードルはあまり高くない。  接着の担当者にとって厄介な案件は、接着剥がれに至る入力モードを間違えて対策仕様を設定することである。例えば、クリープ入力により剥がれが生じた場合、引張試験による結果から対策に走る事例を見掛けることがあるが、これはあまり正しい対応とは云えない。この場合はクリープ試験により、接着剥がれが再現する条件を見出し、クリープ入力を上回る接着力となる対策仕様を設定する必要がある。  今回、前述した事例を含め25件の剥がれ事例により、剥がれの原因と再現試験方法並びに対策内容について紹介する。  接着剥がれ不具合の予防措置のために、或いは剥がれ不具合が発生した際に参考としていただけたら幸甚である。

  1. 接着剥がれの解析
    1. 作り込み原因
    2. 剥がれ因子の内訳
    3. 両面テープにおける剥がれ因子
  2. 剥がれ発生比率の内訳
    1. 被着部品・材料
    2. 使用接着剤
  3. 剥がれ不具合の流出と対応
    1. 工程管理起因
    2. 部品設計起因
    3. 工程設計起因
  4. 剥がれ原因と対策内容
    1. ゴム添加剤 (MgO) の吸水によるPA6の接着反応阻害
    2. PA6製位置決めピンの長期在庫による脱水
    3. 被着面に接着阻害物質 (炭酸ガス発生)
    4. 被着樹脂表面改質のためのUV照射時間設定ミス
    5. 被着樹脂収縮によるガラス剥離 (UV硬化)
    6. 温水浸漬試験によるPA6の剥がれ (UV硬化)
    7. POM製品のクリープ負荷による剥がれ
    8. 接着製品の剛性不足によるクリープ剥離
    9. 接着剤の養生乾燥不足によるクリープ剥離
    10. 被着面に接着阻害物質 (アルミ鋳造・離型剤)
    11. 脱脂工程で他部品に使用の離型剤付着
    12. プライマーの膜厚不足
    13. プライマーの撹拌不足による反応阻害
    14. SUS被着面に接着阻害物質 (エステル系) 付着
    15. SUS被着面に加工油固着により界面剥離
    16. ポリエステル製布拭きによる接着阻害
    17. ウレタン接着剤塗布箇所にシリコーン接着剤塗布により界面剥離
    18. SUS製品のスプリングバックによる界面剥離
    19. プライマーの失活によるSUS製品の界面剥離
    20. 被着面 (ガラス) に接着反応阻害物質付着
    21. ガラス用プライマーの選定ミス
    22. EPDM製品のブリード物による接着阻害
    23. 両面テープのクリープ剥がれ
    24. PA6製品内水分による接着阻害 (高周波誘電)
    25. 両面テープの吸湿による接着阻害 (高周波誘電)
  5. 環境負荷による接着剤の劣化
    1. 熱劣化
    2. 紫外線劣化
    3. 水分アタック
    4. 疲労による劣化
    5. クリープ負荷
    6. 接着剤によるソルベントクラック
  6. 劣化寿命予測のための重回帰分析
    1. アレーニウス型による劣化寿命予測式の設定
    2. ラーソンミラー型による劣化寿命予測式の設定
    3. 重回帰分析方法

会場

中央大学 駿河台記念館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
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