第1部:
各種タッチパネルの構造と求められる透明電極技術
スマートフォン、タブレットPCとタッチパネル用途は拡大を続けているが、静電容量タッチパネルが主たるタッチパネルである。
静電容量タッチパネルでは大面積化に課題があり、また光学特性向上も望まれている。これらは透明電極にかかわる問題であり、現行のITOの改良、代替ITOの開発、さらに視認性向上策などを本セミナーで説明する。さらにタッチパネル市場の予想や 話題の光学的タッチパネルについても解説する。
- タッチパネルの種類と市場の拡大
- タッチパネル市場の拡大予想
- 静電容量式タッチパネルの基板はフィルムかガラスか?
- タッチパネルの次の市場は何か?
- 静電容量式タッチパネルの原理と構成
- 静電容量式タッチパネルの検出方法
- 静電容量式タッチパネルの構造
- 大面積化での課題
- 透明導電性膜の低抵抗化
- 配線電極の微細化
- 貼り合わせでの問題点
- 視認性向上
- 各構成層での透過率向上
- 反射率の低減
- センサー部のパターンの骨見え防止
- その他 表面処理やのぞき見防止など
- 光学式タッチパネルの特性
第2部:
タッチパネル用透明導電フィルム (ITO) の特性と開発動向
近年、タッチパネルが身近な存在となり、特に携帯電話市場においては、タッチパネルを搭載したスマートフォンが急成長している。タッチパネルにもいくつかの種類・方式があり、それぞれに特徴がある。
本講では、透明導電性フィルムを使用するタッチパネルの現状や開発動向、そして透明導電性フィルム (ITO-Film) の開発動向について講演を行う。
- 市場動向について
- 透明導電性フィルムの用途について
- タッチパネルの方式、特徴について
- タッチパネル向けのITOフィルム市場について
- 透明導電性フィルム
- 透明導電性フィルムの用途と抵抗値について
- 透明導電膜の種類と特徴
- ITOフィルムの製膜方法
- 基材フィルムについて
- ハードコートについて
- 透明導電性フィルムとタッチパネル
- タッチパネルの構成について
- 抵抗膜式タッチパネルと透明導電性フィルムについて
- 影型静電容量タッチパネルと透明導電性フィルムについて