本セミナーでは、マイクロ・ナノ技術およびMEMSバイオセンサの基礎から応用までわかりやすく解説いたします。
(10:00~12:30)
国内の医療機器市場は、約3兆円の規模がある。診断機器、治療機器などが開発されてきたが、大型の機器だと、日常生活や体内で用いることが難しい課題がある。さらには細胞などの微小なバイオサンプルを正確に扱うためには、対象と同程度の構造作製が求められる。近年のマイクロ・ナノ加工技術の進展に伴い、生体との親和性が高い医療機器の作製が可能となってきた。小型化とポータブル化が実現されている。 本セミナーでは、体外と体内で用いるマイクロ・ナノ技術を予防・診断・治療機器に応用した結果を整理して概説する。医療機器のクラス分類を踏まえた上で、各技術の実用化の可能性を検討する。テキストは、過去に講師が用いた内容を改訂するもので、最新の知見を盛り込みつつ、わかりやすくなっている。マイクロ・ナノ技術の医療機器への応用を分かりやすく解説いたします。新規市場参入をお考えの方を中心に、ぜひ、ご参加をご検討ください。
(13:10~16:00)
病気の検査を簡易かつ迅速に行う方法は、正確な診断や治療効果の検証、再発や転移の調査をするために極めて重要です。ごく微量の血液や呼気ガスなどにより病気の診断が行えるようになれば、自宅やクリニックなどで簡単・迅速・安価に検査が可能になります。たとえば、我々は病気にかかると、その病気や炎症に由来した生体内分子が血液中に増加します。この病気由来の分子 (バイオマーカー) を特異的にとらえるバイオセンサを使用して病気の検査が行われます。 本セミナーでは、MEMSセンサチップ上でマーカー分子を特異的にとらえ、吸着の様子を電気信号に出力するMEMSバイオセンサ技術を紹介します。この技術により一滴の血液からさまざまな病気を検査する診断チップの開発が期待できます。また、MEMSバイオセンサが検出可能な対象は、生体内分子のみに限らずウイルスやガスなどを検出することができるため、様々な応用開発事例を紹介します。
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