近年、企業のリスク管理、コンプライアンスに関する問題がクローズアップされる中で、医薬品、医療機器等での滅菌工程 (特殊工程) における無菌性保証、滅菌バリデーション等については、従来に比べより厳格となってきている。特に、外部監査 (海外、行政、PMDA、認証機関等) の指摘事項でも滅菌プロセス、無菌性保証、滅菌バリデーションに関することも多い。また、近年、医療機器では滅菌に関連した大きな回収が発生したほか、米国FDAは大手滅菌企業のEOG滅菌施設を停止する事例なども大きなニュースとなっている。
一方、ガンマ線滅菌設備保有の国内大手医療機器メーカー各社は、近年、高エネルギーの電子線滅菌設備を順次導入し、滅菌法を電子線滅菌へ切り替え始めている。以上の動向踏まえ、本講座では滅菌の基礎から滅菌関連規格の動向解説、並びに近年注目されるEOG滅菌のリスク、電子線滅菌の特徴、電子線滅菌のバリデーションの具体的事例など解説する。
- 滅菌の基礎 【基礎編】
- 滅菌と関連用語
- 微生物試験の判別、測定
- 無菌性保証について
- 製品の滅菌後の無菌試験では無菌性の保証はできない。
- 各滅菌方法の特徴と留意点
- 乾熱滅菌
- 湿熱滅菌
- EOG滅菌
- ガンマ線滅菌
- 電子線滅菌
- 電子線滅菌の詳細
- 加速器の種類と特徴
- 加速エネルギーと透過力
- 微生物死滅効果
- ガンマ線との違い
- 各分野別の滅菌動向
- 医療機器の滅菌
- 大手企業の動向、最新
- 放射線滅菌承認申請通知とガイドライン等
- 医薬品容器、培養器材の滅菌
- 医薬品の滅菌
- PIC/S GMP、EMA、ISO、WHO-GMP等の滅菌トピックス 【実務・応用編】
- EMA滅菌法選択手順
- PIC/S GMP ANNEX12
- EOG滅菌のEO使用等とリスク
- 改正 日本薬局方、行政通知等における滅菌トピックス
- 最終滅菌医薬品とパラメトリックリリース
- 国内医薬品滅菌関連指針について
- 滅菌バリデーションの概要 と 各最終滅菌バリデーション上の留意点
- 滅菌バリデーション基準 (行政通知) 等
- IQ, OQ, PQ
- 各滅菌法での滅菌バリデーション上の課題と留意点
- 湿熱滅菌 (高圧蒸気)
- EOG滅菌
- ガンマ線滅菌
- 電子線滅菌 他
- バイオバーデン管理とISOバイオバーデン測定バリデーション
- 外部委託滅菌の場合の責任範囲
- 電子線の滅菌バリデーションの実際
- 電子線滅菌設備の検証 (IQ,OQ)
- 最大許容線量決定、検証 (材質への影響確認)
- 滅菌線量決定、検証 (BIを使用しない滅菌条件設定)
- 線量分布測定、照射条件検証 (PQ)
- 再、定期バリデーション
- 滅菌支援システムのバリデーション
- Q&A
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