医薬品の承認申請において新薬の価値を適正に示すデータとは何か、これは承認申請に求められる条件と思う。日本において、QCを原点としQAで整える『信頼性基準』は医薬品・医療機器の開発研究のベースラインであり、企業の申請承認業務では約束事です。 本講座では『信頼性基準』を正確に理解し、日本固有と考えずに海外データの利用も含めて、医療に寄り添った効率的な研究と情報提供を目指したい。 海外試験、探索試験、信頼性試験の混在を取り上げ、参加者と問題意識を共有したいと思います。講習では、海外データの扱い方、探索試験に始まる非GLP 試験の効率的な実施のタイミングを紹介し、治験薬概要書、承認申請とリンクして紹介します。 海外試験、探索試験に限らず試験から得られた結果に本質的な信頼性があるのは当然です。『効率的開発』とは、科学的に考えていかに無駄を省いて承認申請に対応するか、必要十分な信頼性を考えて試験に向き合うことと思います。講習会で使用しますスライドは、同じものを全て印刷物で提供します。