電気システムにおいて絶縁物を扱う機会は頻繁にありますが、絶縁物は支持物としても用いられ、機械的強度を確保すると、普通電気的には十分な余裕をもたせることができます。しかし電界の集中や絶縁物の劣化などにより、思わぬところで絶縁破壊が生じることもあるため、システムの信頼性の要となる絶縁系の電気特性の劣化や電気的破壊現象についての知識が必要とされます。
本講座では、大学の高電圧工学の一環として行われている絶縁の基礎を中心とし、最近、電気回転機で問題になっているインバータサージ・部分放電に関する事項をその計測法やデータ解釈を含めて解説します。また誘電・絶縁現象の基礎理論、計測法、現状における対策法等、電気絶縁材料の劣化に関する解説を行います。特に部分放電発生機構やデータ解釈においては初心者が間違いやすい事項を解説します。
- 絶縁物はなぜ壊れるか (気体・固体の絶縁破壊の基礎過程)
- 気体の絶縁破壊機構
- パッシェンの法則
- 固体の絶縁破壊機構
- 熱破壊
- 真性破壊
- 電子熱破壊
- 電子なだれ
- 電気機械破壊
- 空間電荷、部分放電、電気トリーの影響
- 気体/固体複合絶縁システム
- インバータサージとその計測法
- インバータサージの問題点
- インバータサージと問題点
- インバータサージ絶縁に関する国際規格
- インバータサージ下における部分放電計測法
- インバータ絶縁対策
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