(2019年11月11日 10:00〜11:30)
今日の企業において“経営に資する知財”“事業貢献できる知財”がますます求められる状況下、保有特許の棚卸しを通じてその資産価値・コスト効率の向上を図ることは知財戦略の一翼を担う重要な活動といえます。特許の維持・放棄の判断にあたっても必要十分な情報を基にして個別的配慮と全体最適視点を併せた総合的な検討が必要となり、単なる管理業務の枠を越えたポートフォリオの質を高めるための積極的な取り組みが望まれます。グローバル対応の観点もふまえた、あるべき知財活動としての「特許の棚卸し」について考えてみたいと思います。
(2019年11月11日 12:15〜13:45)
グローバル化、ボーダーレス化が進み、現状ビジネスの見直し、事業変革、新規事業の創生が問われている。このような環境下では、知財戦略も新規事業、事業変革に向けた提案、リスク判断等、今まで以上に事業と一体化した提案、施策立案が求められている。知財コスト、保有権利数も、それぞれの事業モデルに応じた設定が必要である。 事業の差別化、競争力の確保には知財の活用が必須であるが、それぞれの事業環境下で、知財コスト、保有権利はどうあるべきか、事業貢献に向けた考え方を説明する。
(2019年11月11日 14:00〜15:30)
様々な分野の成熟事業と新規事業を併せ持ち、営業秘密 (ノウハウ) で守るべきコアコンピタンスも多く存在するキヤノングループにおいて、適切な特許ポートフォリオ、各特許の価値、事業毎の知財戦略、グループ全体を俯瞰した知財戦略を推進するための仕組み等は、時々刻々と変化している。 今回の講演では、キヤノンの知財戦略の特徴と変化を述べたうえで、特許ポートフォリオ維持/更新/コストに関する基本的な考え方と最近の変化等について説明する。
(2019年11月11日 15:45〜17:15)