本セミナーでは、粉体の付着・凝集・流動の原理から、粉体ハンドリングの技術阻害対策について静電気帯電の問題を含めて基礎から解説いたします。
粉の技術は古来より人類が生活し生きていくために必須とされ、現代の工業・産業でもその必要性は大きいものの「粉は魔物」と言われて怖がられてきた。しかし、最近はいろいろな産業を支える基盤技術として、必須の技術に変わりつつある。先端産業に関わる技術者も一般工業技術者も今は粉を嫌がっている場合ではないと言える。 粉体の操作、すなわち粉砕、分級、輸送、貯蔵など、気相中で粒子を扱う乾式操作では、粒子が装置の壁面に付着し、あるいは粒子どうしが凝集して本来の操作や性能の確保が難しくなるなどの問題がよく起こる。また、いろいろな粉体操作によって粒子が帯電することも非常に多く、いろいろな生産障害や災害の原因になっている。ここでは、粉体機器・プロセスで起きる根本的な問題に対処するため、粉体における付着・凝集・流動の原理・原因とその評価方法ならびに技術阻害対策を静電気帯電の問題を含めて基礎から解説する。粉体分野における開発・設計や営業においても必須の情報として役立つはずである。
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