エポキシ樹脂の変性・分子設計による高耐熱化技術

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

中止

プログラム

第1部 熱的特性の優れたエポキシ樹脂及び強靭化の可能性について

(2019年10月24日 10:00~13:00)

 エポキシ樹脂の種類と合成そして反応と基礎的な内容について説明した後、 硬化反応と硬化物の機械的、熱的、電気的評価と特性について触れる。最後に、熱的特性の優れたエポキシ樹脂及び強靭化の可能性について合成及び変性事例紹介する。

  1. エポキシ樹脂の概要
    1. エポキシ樹脂の反応と一般特性
    2. エポキシ樹脂の合成
    3. エポキシ樹脂の種類と硬化反応
  2. エポキシ樹脂硬化物の物性
    1. 機械的特性
    2. 電気的特性
    3. 熱的な特性 (化学的耐熱性と物理的耐熱性)
  3. 主骨格に機能性を有するエポキシ樹脂
    1. 多環芳香族系エポキシ樹脂
    2. 液晶骨格を有するエポキシ樹脂
    3. 複素環骨格エポキシ樹脂
  4. エポキシ樹脂による変性
    1. エポキシ変性ベンゾオキサジン樹脂
    2. エポキシ変性シアネートエステル樹脂
  5. エポキシ樹脂の強靭化
    1. 酸無水物硬化エポキシ樹脂の強靭化
    2. エポキシ変性ベンゾオキサジン樹脂の強靭化

第2部 エポキシ樹脂の高耐熱化の考え方と設計手法

(2019年10月24日 13:50〜15:20)

 近年、エポキシ樹脂には非常に高い耐熱性要求があります。その背景や、実用的な材料開発のために「耐熱」をどう捉えるか、またその分子設計についての考え方をご紹介します。

  1. エポキシ樹脂の耐熱性向上
    1. ガラス転移点の向上
    2. 耐熱分解性の向上
    3. 熱伝導性の向上
  2. フェノキシ樹脂の耐熱性向上
  3. 複合化による耐熱性向上の技術動向

第3部 フルオレン誘導体の特性と高耐熱、柔軟エポキシ樹脂の開発

(2019年10月24日 15:30〜17:00)

 フルオレン誘導体の基本的な特徴 (高屈折、低複屈折、顔料分散、低硬化収縮、高耐熱性等) と応用事例を学び、エポキシ樹脂配合品の高屈折率化、高耐熱化 (高Tg化、耐熱黄変性向上) や柔軟性を向上するための方法を紹介します。

  1. フルオレンとは
    1. フルオレンの特徴
      • 高屈折率
      • 低複屈折
      • 高耐熱
      • 樹脂分散性
      • カーボン親和性等
    2. フルオレンの用途例
  2. フルオレン系熱硬化性樹脂 (エポキシ)
    1. 主な物性
      • 高屈折率×高Tg化
      • 高屈折率×耐熱黄変性
      • 高屈折率×高柔軟性
    2. 主な用途
  3. フルオレン系光硬化性樹脂
    1. 主な物性 (高屈折率×高耐熱黄変性×高柔軟性)
    2. 主な用途と配合技術
  4. フルオレン系熱可塑性樹脂
    1. 主な物性 (高屈折率×低複屈折)
    2. 主な用途と成形性・使いこなすための技術
  5. その他フルオレン材料

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について