本セミナーは、新たに監査役に就任される方を主な対象としています。
監査役を対象としたセミナーは時々開催されていますが、多数の聴衆を対象としたものが多く、弁護士や公認会計士からの一般論・建前論・断片的知識を中心とした最大公約数の内容になりがちです。 したがって、各監査役がどう行動すべきかは自ら考えてください、というスタンスの講習になってしまいます。
今回お届けするのは、少人数ならではの講師の顔が見えるセミナーです。実際に監査役が置かれている現場はまちまちであることを踏まえ、一歩踏み込んで、それぞれの現場に即した対応を、具体的なケースを取り上げながら考えます。また、セミナー終了後には個別相談会の時間もご用意します。
監査役の皆様、特に新任の方が置かれている状況をかんがみ、法的義務は当然果たしつつ、個々の監査役が会社への貢献をどのような視点で行うべきか、どのようなことが出来るか、具体的に何をどうするか、などを参加者と一緒に考えながら、進行していきます。皆様のご参加を心からお待ちしています。
- 本音で話す「新任監査役のための基礎知識」
- 監査役の役割とは
- 財務諸表監査に必要な知識
- 実務上のチェックポイント
- 監査役はどう行動すべきか (具体的なケースを取り上げる)
- 本音で伝える「監査役の置かれている状況」
- 急に監査役に指名されたので、何をすればよいか分からない
- これまで非経理部門だったので、財務諸表は素人である
- 経営陣の問題意識により、監査役の役割には天地の違いがある
- 企業の状況 (業績等) により、監査役の貢献できる範囲は様々
- 本音で考える「企業の発展に貢献するための監査役の役割」
- 法的義務を果たすのは当然のこと
- 個々の監査役が企業に貢献するための視点
- 監査役に求められる行動基準
- ケーススタディ
- 具体的なケースを取り上げ、参加者の皆様と一緒に考えます。
以下はイメージです。参加者の状況によりケースを入れ替えます。
- 会社の業績
- 会社のコーポレートガバナンス
- 構築済み、構築途上、不備がある (上場/非上場別に考えます) 、
- 有効に機能している/形骸化している事業内容とリスクの大小、など
- 経営陣の意識
- 監査役を重視し活用している、尊重、無視、関心なし、など
- 経営陣の資質
- 経営能力 (事業拡大or内部管理重視) 、人望、遵法意識、責任感、など
- 社員の意識
- 個別相談タイム
- セミナー終了後、あなたの会社の状況に基づいた具体的な役割や行動について、講師に相談できる時間をご用意します。 (全体で1時間程度)