本セミナーでは、液中プラズマの基礎から解説し、液中プラズマの応用・活用について実験・実習を交えて詳解いたします。
液中プラズマとは、液体中に高周波やマイクロ波を照射し、液体中の気泡中に数1000Kの化学反応場を提供する技術である。2003年に愛媛大学で開発されて以後、液中プラズマという言葉が定着し広く用いられるようになっている。この技術は、これまでのプラズマの発生は気相だけという観念を覆した。これまでに低温高速成膜、ナノテク材料の合成、燃料ガスの製造プロセス、有害物質の分解炉としての研究開発が行われ、それらのすべてが特許として知財化されている。 本講座では、液中プラズマの実験・実習を体験し、液中プラズマの基本的な動作特性や原理を理解する。将来、本技術を様々な産業技術へ応用展開していただけることを期待する。